「地球は子どもからの借り物」
毎朝7時過ぎ、自宅の前を登校する2人の女の子の声が聞こえます。キャッキャと明るく、かわいらしい声です。その声を聴くだけで私も元気が出てきます。10年前は6、7人のグループ登校だったのに、と思うと寂しい気持ちにもなるのです。少子高齢社会の現実を感じてしまいます。
4月に「こども家庭庁」が設置されました。その「任務」は、子どもが自立した個人としてひとしく健やかに成長することのできる社会の実現であり、子育てにおける家庭の役割の重要性を踏まえ、子どもの年齢および発達の程度に応じ、意見を尊重、最善の利益を優先して考慮することが基本(趣意)です。日本の将来に責任を感じる一員として、期待は大きいものがあります。
ネイティブアメリカンの古い格言に「地球は先祖から受け継いでいるのではない。子どもたちから借りたものだ」という言葉があります。この格言を聞いたとき、大人の一人として私はこの地球(社会)を子どもたちに返すためにどれだけ努力をしたのかな?と反省しています。地球環境を守るために、戦争をなくすために、清潔な水が簡単に手に入るために、飢餓に苦しまないために…等、私は何をして、子どもたちにこの地球を、社会を返したらよいのでしょうか?
一人一人の人権が尊重され、平和な地球を微力ながらもこどもたちに返そうと決意しています。
(社会人権・同和教育指導員)
※市ホームページにも掲載しています。
問い合わせ:人権・同和政策課 人権啓発係
【電話】40・7367【FAX】40・7327【Eメール】jinken@city.saga.lg.jp
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