私は以前、日本とはまったく縁がありませんでした。生まれてこのかた、日本人と話したことすらありませんでした。そんな私たちが、日本という国に対してどんなイメージを持っているのか、皆さんは興味があるでしょう。ここでは、私自身の経験や周囲の人たちから気づいたパターンを紹介しましょう。
一般的に、人はあまり知らない場所については、単純化して極端に見がちです。例えば、海外では、テレビでよく東京が中心に映るため、日本全体が東京のような大都市で、地方や自然はほとんどないと思われがちです。同様に、日本の技術がしばしばニュースなどで取り上げられるため、人々は「日本は何でも先端の技術を使っている」という誤った認識を持ってしまいます。でも実際は、現金は今でも一般的な支払い手段であることや、ファクスがまだ使われていることなど、全くイメージと違います!
単に文化の違いや不正確な情報から誤解が広まることはよくあります。その一例として、私と同じ国の出身の人が、なぜ日本人が麺をすするのかを誤解していることがあります。日本人が麺をすするのは、礼儀正しく、お店の人に感謝の意を示すためだとよく言われています。もう一つ、ドイツとデンマークの友人から聞いた誤解は、日本料理が辛いというイメージです。
多くの誤解は、思い込みが原因で生まれます。例えば、私の家族が日本にチーズがあることを知って驚いたことがあります。これを読む本人のあなたは、「そんなの当たり前だろう」と思うかもしれません。しかし、私も生まれた時からずと米を食べていて(毎日というどではありませんが)、それが当たり前だと思っているのですが、日本人の誰かがそれを聞いたら、同じように驚くかもしれません。
このような誤解は本当に生まれやすいものです。だからこそ、世界のさまざまな地域の人々と出会い、彼らの生の声を聞くことが重要なのです。私は佐賀で暮らして、日本人のことを日々知ることができ、本当に感謝しています!
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