さまざまなスポーツで輝くまちの人々を紹介する連載企画「YELL!」。21人目は、今夏に全国大会優勝を果たした中学硬式野球チーム「佐賀ビクトリー」の久保さんを紹介します。
中学生なのにがっちりした大きな体の秘密や、気になる全国大会での思い出を話してくれました。
久保瑛慈(くぼえいじ)さん(15)
吉野ヶ里町吉田
◇所属チーム
佐賀ビクトリー球団
(大会出場・入賞歴)
・第2回JAL沖縄ウィンターベースボールカップ大会…準優勝
・第49回ポニー全日本選手権大会…優勝
・第1回エイジェック杯…優勝
■持ち前の強肩・俊足生かして
ポジションは左外野手。レフトは比較的守る機会が多くて大変だけど、持ち前の肩の強さや足の速さを生かして戦っています。逆に、打撃はちょっと苦手。バッティング練習を頑張っているので、いつかは日本の4番打者・鈴木誠也選手みたいに、コンパクトな振りで伸びる球を打てたらいいなと思います。
■たくさん糖質を取って体作り
所属する「佐賀ビクトリー」は身体づくりに重きを置くチームで、走り込みやウエイトトレーニングも行うけど、一番きついのは食事管理。エネルギー源となるお米などの糖質を多く取り、戦える体を作らないといけません。いつもご飯を作って、佐賀市の練習場まで送迎してくれる母にはとても感謝しています。
■リスペクトが勝利への近道
野球をする上でチームワークは欠かせません。例えば、僕は下位打線なので、上位打線に順番を回せるよう、いかに小技を完璧にできるかを意識しています。チームのために自分の役割を全うし、選手同士がリスペクトし合うことこそ、勝利への近道だと思っています。
■憧れの舞台にもう一度
8月のエイジェック杯は、全国に5つある硬式野球中学リーグの優勝チームだけが出場できる特別な大会。甲子園球場のグラウンドに上る時、観客席が最初に目に飛び込んできてすごく印象的でした。
チームとしては優勝を飾ったけど、個人的にはプレーに満足していません。高校生になった時、またこの舞台に帰ってリベンジしたいと思います。
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