さまざまなスポーツで輝くまちの人々を紹介する連載企画「YELL!」。最終回の32回目を飾るのは、バドミントン競技少年男子の部で国スポに出場した、川上さんです。
「人の目標になるような選手になりたい」と話す川上さん。小学4年生から続ける中で感じている競技の魅力や、国スポでの体験を聞きました。
川上倖輝(かわかみこうき)さん(16)
吉野ヶ里町豆田
◇所属チーム
唐津南高校バドミントン部
出場歴:
・第1回国民スポーツ大会…シングル出場
・第43回全日本ジュニアバドミントン選手権大会…シングル出場
入賞歴:
・第51回高校新人大会シングル・ダブルス・団体…優勝
・高校総体佐賀県大会シングル・ダブルス…3位、団体…優勝
■駆け引きの面白さを知って
バドミントンは相手の不意を衝くなどの駆け引きが醍醐味だと思いますが、そう感じるようになったのは中学生でクラブチームに移籍してから。スキルが上がると同時に考えながらプレーをする余裕が生まれ、この競技がもっと好きになりました。
■拾って、拾って
高校は、県内唯一の強化指定校・唐津南へ。強い選手と切磋琢磨する環境に身を置くためです。
恵まれた体格でも、パワーがあるわけでもない。そんな自分のプレースタイルは、拾って拾ってラリーを続けること。このプレーを支えるスタミナは高校に入ってぐんと伸びました。通学は往復約4時間かかりますが、それだけの価値があります。
■応援をチカラに
国スポの出場選手に選ばれた時は、喜びと同時に県を背負う重圧もありました。それでも楽しんでプレーできたのは、佐賀県のチームを一番に盛り上げてくれた地元の人々の応援のおかげ。「応援が力になる」ことを実感しましたし、成長した姿を家族や監督などに見せることができました。
■主将として新たな景色へ
数々の大会で日本一を飾る長崎・瓊浦高校を筆頭に、九州のバドミントン部は強敵ぞろい。そんな中目下の目標は、昨年ベスト8に泣いた九州総体でベスト4以上を勝ち取ることです。
新キャプテンとしてチームを率い、新しい景色を見に行きたいと思います。
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