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教育委員会だより

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佐賀県吉野ヶ里町

三田川小学校は令和5・6年度に「外国語教育」の県指定を受けました。児童のコミュニケーション力を高めることを目指し、外国語活動、外国語科を中心として授業研究に取り組んでいます。
また、三田川中学校は令和6・7年度に「人権教育」の県指定を受け、「一人ひとりを大切に」をキーワードに取り組みを始めています。

■三田川小学校の外国語教育
◇テーマ
『自他を尊重しながらコミュニケーション力を高める外国語教育の在り方~ゴールの姿を意識した中間指導を通して~』

◇目標
外国語を使った活動を通して(1)~(3)のような児童の育成を目指す。
(1)言語や文化、他者について理解を深める。
(2)外国語に親しみながら進んで人と関わり合おうとする態度を養う。
(3)自分自身や友達を認め、分かり合うことができる児童を育てる。

◇学習例

◇研究発表会(公開授業・講演会/10月)
単元ごとに「ゴール時に期待する児童の姿」を設定。ただ単に外国語を覚えるのではなく、身につけた外国語を使いこなすことを目的に授業が展開され、子どもたちの意欲的・積極的な取り組みが光っていました。
・4年2組「紹介ムービーを作って三田川小のよさを伝えよう」
・5年1組「外国人観光客に吉野ヶ里町の魅力を紹介しよう」
・6年2組「自分の可能性を広げよう」

■三田川中学校の人権教育
◇テーマ
『一人ひとりを大切にする人権・同和教育の研究』

◇目標
(1)夢・目標をもち、自主的・自律的に努力し続ける生徒の育成
(2)相手意識をもった言動ができる生徒の育成
(3)自他ともに認め合う生徒の育成

◇人権講話/6月
生徒たちは講話を聞いて、次のことを学習しました。
・人権とは、私たちの命が守られて大切にされる権利であること。
・自分も周りにいる人もその存在が認められ、安心し自信をもって生きる権利があること。
・一人ひとりを大切にすること(外国籍や障がいを持つ人との関わり、SNSに関する人権の学習)。
自分と周りを大切にしているかを問いかけられ、「今日も生きていて良かったと感じることができる毎日を、みんなでつくっていこう」と呼びかけました。

◇小中合同研修会/8月
佐賀県教育センターの川崎真奈美先生を招いて、小・中合同の職員研修会を行いました。「差別的な言動の場面を学びにつなげる対応力を」というテーマで、会話に潜む無自覚の差別的発言に気づく力やその対応の仕方について、演習も交えて研修しました。
私たち大人が差別的な言動に気づくためには、個別の人権課題に関して常に学び続けることが重要です。学校現場でも、子どもと一緒に人権を学ぶことや、差別を作り出すのは個人の問題ではなく社会全体の問題だという認識を子どもたちと共に深めていくことが求められています。

◇自分事
人権教育は、何か特別で遠くにあるものではなく、日常の授業・学校生活・人間関係の中において「自分事」として捉えることが重要です。これらの機会に、学校だけでなく家庭・地域でも「人権教育の輪」を広げていきましょう。

問い合わせ:学校教育課(中央公民館)
【電話】0952-37-0339

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