さまざまなスポーツで輝くまちの人々を紹介する連載企画「YELL!」。29回目は、バドミントン(団体)で今年のインターハイに出場した、高校3年生の福山さんです。
誰でも気軽に始められる一方で、「奥深さがある」というバドミントン。福山さんが9年間打ち込んで感じる競技の魅力や、高校総体での仰天エピソードを紹介します!
福山恭史郎(ふくやまきょうしろう)さん(17)
吉野ヶ里町田手
◇所属チームと大会出場・入賞歴
チーム名:佐賀工業高校バドミントン部
出場歴:2024年インターハイ団体戦
入賞歴:
・2023年県高校総体ダブルス3位
・2023年県学年別シングルス3位
■難しくもあり、楽しくもあるスポーツ
家族に影響されて、小学3年生でラケットを握りました。小さな球(シャトル)を軽いラケットで打つバドミントンは、わずかな角度の違いや力加減で球の方向が変化します。どう打てば思い通りに飛んでくれるか。感覚をつかむまでは難しくても、一度つかめばとても楽しい競技です。
■上手なプレーを自分のものに
バドミントンにしっかり打ち込めるよう、部活動が盛んな高校を選びました。進学先のバドミントン部は70人近くの大所帯。経験豊富なプレーヤーも多く、まさに自分が望んだ切磋琢磨できる環境でした。
上達するために取り組んだのは、上手なプレーをとことんまねること。上手な人にコツを尋ねたり、撮影した動画を繰り返し見て反復練習するなど、「まね」を積み重ねることで自分のものにしていきました。
■たくさんの支えに恩返しを
今年の高校総体は大会直前にペア2人とも骨折し、自分は腰にコルセット、相方は腕にギプスを付け、満身創痍の「コルギプ」ペアで出場。普段通りのプレーができずに歯がゆさもありましたが、団体で2位に輝き自身初のインターハイへ。1回戦で敗退しましたが、今まで支えてくれた人々への感謝を胸に楽しんでプレーでき、悔いなく部活動を引退できました。
たくさんの人の支えを受けてバドミントンに打ち込めた分、これからは後輩の指導などでこの恩を返していけたらと思っています。
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