まちかどのSCENE

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■鎮西
Karatsu(カラツ) Seaside(シーサイド) Camp(キャンプ) 2023 in 玄界灘
鎮西町の波戸岬海浜公園で、海に囲まれた春フェス「Karatsu Seaside Camp」が開催され、今年も県内外から多くの観客が集まり、豪華な出演陣によるステージ、多様なワークショップ、ご当地グルメを楽しんでいました。
このイベントは、昨年に初開催され、今年で2回目。音楽フェスにキャンプの要素が加わり、会場内でバーベキューをしながら音楽を楽しむ家族連れや、アクセサリー作りなどのワークショップを楽しむ若者、波戸岬の浜辺に出現した巨大ブランコで楽しむカップルなど、参加者は思い思いにこのイベントに参加していました。
そして、イベントを支える重要な役割であるボランティアチーム、通称「フェス部」。会場の案内やエコステーション、ごみ拾いなどイベントを支える活動には高校生から大人まで総勢約150人の活躍がありました。
日が暮れてステージに照明が入ると、地域住民が製作した「竹あかり」がステージを華やかに演出。終演後には花火が打ち上げられ、参加者から「また来年も来ます!」との声が上がっていました。
(5月27・28日)

■呼子
4年ぶりの呼子大綱引
国の重要無形民俗文化財に指定されている「呼子大綱引」が4年ぶりに開催されました。大綱引は2日間にわたって行われ、浜組が勝てば大漁、岡組が勝てば豊作になると伝わる行事です。
1日目の「こども綱」は、地区の子どもたちが熱戦を繰り広げる中、保護者も一緒になって綱を引き、大いに盛り上がりました。2日目の「大人綱」は、綱引き開始前に呼子大綱引にゆかりのある武将隊の演舞があり、多くの見物客が華麗な演舞に見入っていました。綱引き本番では、各地区の法被(はっぴ)に身を包んだ若衆に見物客が加わり、威勢のよいかけ声に合わせて力いっぱい綱を引き、激しい攻防を繰り広げました。
結果はこども綱が2勝1敗、大人綱が2勝0敗で、ともに浜組の勝利となりました。(6月3日・4日)

■浜玉
谷口石切丁場(たにぐちいしきりちょうば)跡ウォーキング
浜玉町谷口の石切丁場跡へのウォーキング会が開催され、市内外から23人が参加しました。
この石切丁場は、江戸時代初めごろに使用されていたもので、高さ200mの山頂から麓(ふもと)にかけて広がっており、自然石を直方体に加工した作業場になります。説明によると、加工した石材は、再建された徳川(とくがわ)大阪城の石垣に用いられたとのことです。現地でまず目を引くのは、石垣用に割った石の中で日本一と称される巨石です。さらに見渡すと重さ20トン、長さ4mの丁寧に加工された直方体の花崗岩(かこうがん)や、多くの花崗岩石材が現在も放置されており、昔の作業の跡を今に残していました。
参加者は、石材に手を触れ、昔の石材加工技術の高さを感じるとともに、これと同じ巨大な石材が遠く運ばれたのだなあと思いをはせていました。(5月25日)

■呼子
呼子小学校でタグラグビー教室
呼子小学校5・6年生の児童56人が、福岡の社会人ラグビーチーム「九州電力キューデンヴォルテクス」のメンバーからタグラグビーを学びました。タグラグビーは、ラグビーの身体接触を一切排除して、誰でも安全に楽しむことができる競技です。ラグビーの要素であるチームワークやコミュニケーション力が自然と養われます。
当日は、残念ながら外は雨模様で体育館での開催でしたが、児童たちは最初のウォーミングアップから元気に走り回っていました。また、指導する選手たちは、「マックス」「ムネ」などそれぞれユニークな呼び名があり、それらも児童の心をつかんでいました。タグラグビーはルールが複雑ですが、きちんと段階を踏んで学ぶことで、児童たちはすぐに試合ができるまでになっていました。
教室終了後、児童たちが指導した選手たちにサインを求めるなど、かわいらしい一面も見られました。
(5月31日)

■肥前
豊かな自然の中で4年ぶりの棚田ウォーク
肥前町棚田ウォークが、さわやかな初夏の気候の中、4年ぶりに開催されました。
今年の棚田ウォークは、「つなぐ棚田遺産」にも認定されている「駄竹(だぢく)の棚田」周辺と、長崎県松浦市の鷹島(たかしま)とつながる鷹島肥前大橋の周辺を巡る約10kmのコースを歩きました。子どもから大人まで約200人が、棚田や海沿いの景観を満喫しながらウォーキングを楽しみました。ウォーキング後は、にわとり飯やぜんざい、きなこもちなど地元の食材を使った料理がふるまわれ、参加者はお腹いっぱい堪能していました。
参加者からは、「歩く前は距離が長くて大変そうと思っていたけれど、歩いてみたらとても気持ちがよかった。また次回も参加したい」とうれしい言葉がもらえました。(5月20日)