唐ワンくんの唐津今昔物語134

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■「唐津の記念物」(16)
～唐津の史跡・名勝・天然記念物～
切木(きりご)のボタン(佐賀県指定天然記念物)
切木のボタンは肥前町切木の民家の庭先、広さおよそ5m四方の花壇にあります。樹齢は300年を越すと推測されていますが、樹勢も盛んで、4月から5月にかけて100輪を超える美しい花を咲かせて、多くの見物客の目を楽しませています。
ボタンは中国原産のボタン科(キンポウゲ科)の落葉低木です。昔から「立てばシャクヤク、座ればボタン」と麗人(れいじん)の例えに用いられるように、大輪の美しい花を咲かせます。
切木のボタンには、安土桃山時代に岸岳城(きしたけじょう)(相知町・北波多)の城主であった波多三河守親(はたみかわのかみちかし)が改易(かいえき)された際に、三河守が大切にしていたボタンを切木に移植したという伝説が残されています。

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