令和6年10月20日(日)
お下り神事 午前7時~
お上り神事 午後2時~
園部くんちは、宝満神社の御祭神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)さまが、御神幸(みゆき)される祭で、9月29日に催行されていましたが、大正2年(1913)から10月17日(神嘗祭(かんなめさい)の祝日)に変更され、昭和後期からは10月17日に近い日曜日に行われています。
早朝に本殿にて本殿発御祭(はつぎょさい)、神輿への御神入祭などの神事が執り行われ、辻御幣(つじごへい)が神幸の道へ立てられると、御旅所であるお仮殿へのお下りが始まり、午後2時から御旅所から本宮へのお上りが行われます。
神輿に帯同する行列の中に、奉納芸能を催行する大名行列(御鉄砲(おてっぽう)・御弓(おゆみ)・挟箱(はさみばこ)・白羽熊(しろはぐま))があり、お下り、お上りの道中で大名行列の方々によって演舞が催行されます。中でも挟箱は、箱を上下に振って音を出すように中に鈴が入れられており、持ち手の交替の折に箱を激しく上下させ賑やかさを表現します。また、神幸の道沿いの田んぼの中を駆け巡る所作もあり、祭の「ハレ」の気を表現しています。
白羽熊は、毛槍を廻し先端の白い毛を勢いよく広げ、交替の際は合図とともに羽熊を投げ、倒さないように受け取る様に見学する人々が一喜一憂します。
■きやまの民俗芸能V みゆきする神々展開催
会期:令和6年9月14日(土)~11月3日(日)
場所:基山町立図書館郷土資料コーナー
<この記事についてアンケートにご協力ください。>