■男女共同参画で虐待根絶を
第二次基山町男女共同参画推進プランでは、「子ども・高齢者の虐待根絶」を掲げています。
佐賀県が調査した令和4年度の児童虐待相談対応件数は、1,085件と過去最多になりました。養護者による高齢者の虐待は、令和3年に比べ相談・通報件数が若干減ったものの、虐待と認定された件数自体は増加しています。
児童虐待における虐待者は、そのほとんどが父母で、高齢者虐待の場合は息子・娘となっています。つまり、1親等内の養育者や養護者が虐待をしてしまうケースが多いのです。身近な存在だからこそ、ささいなことや、思った通りにいかないことに腹が立ってしまうのかもしれません。そんなときは、パートナーやほかの家族がその気持ちを受け止めてあげたり、間に入ったりすることが必要です。
虐待を受ける側は、自分で助けを求めることが難しい場合が多くあり、本人が虐待と認識できないケースもあります。また、虐待を加える側も、本当は自分で自分が止められずに苦しんでいることがあります。直接声をかけるのがためらわれるときは、専門の機関に迷わず通報してください。通報者の個人情報は必ず守られます。外からは見えづらい家庭内のことだからこそ、地域での見守りや外からの声掛けが重要です。
●児童虐待かもと思ったら
児童相談所直通ダイヤル
【電話】189(いちはやく)
●親も子も相談できるLINE
こども家庭庁親子のための相談LINE(二次元コードは本紙参照)
●高齢者虐待かもと思ったら
福祉課【電話】92-7964
基山地区地域包括支援センター【電話】81-7039
問合せ:まちづくり課 協働推進係
【電話】92-7935
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