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自治体の皆さまへ

生活支援コーディネーターだより Vol.7

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佐賀県基山町

■耳垢と加齢性難聴の意外な関係
これまで「しのびよる加齢性難聴!あなたのきこえは大丈夫?」の全3回シリーズで、加齢性難聴に関する様々な情報を掲載させていただきました。今回は「耳垢と加齢性難聴の意外な関係」についての情報を皆様にお伝えしたいと思います。

○耳垢について
耳垢(みみあか)とは、耳の穴から鼓膜までの、外耳道の古くなった皮膚や分泌物、空気中の埃等が混ざった物です。

○耳掃除の仕方によっては、難聴の原因に繋がる可能性があります!
耳掃除をする際に、耳垢を取り除いているつもりでも、耳垢を奥に押し込んでいることがあり、耳の穴が詰まることもあります(耳垢塞栓)。特に、高齢者や子どもは「耳垢塞栓」になりやすいと言われています。
この「耳垢塞栓」により、耳の不快感、かゆみ、きこえづらさ、耳鳴りを伴い、難聴の原因になることもあります。
そのため、耳掃除は、耳の穴の入り口から1cmくらいを綿棒で拭く程度で、穴の奥には入れないことが重要です。

○耳掃除の豆知識
(1)耳鼻咽喉科で耳掃除をしていただくこともおすすめです!
耳鼻咽喉科を受診し、耳垢を丁寧にきちんと摘出していだたくことは、医療行為の一つです。
(2)耳掃除は2~4週間に1回程度で十分です。
耳垢は、耳掃除以外でも話す、食べる等の顎を動かす動作によって、毎日少しずつ外へ運ばれ、自然に耳の中から外へ移動しています。
そのため、頻回な耳掃除は不要で、耳垢が少しくらい溜まっても特に問題は起こりません。また、耳垢には外耳道の細菌繁殖を抑えたり、外からの異物侵入を防ぐなどの効果もあります。

問合せ:福祉課 プラチナ社会政策室 高齢福祉係
【電話】85-7056

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