■施設の様々な利用のかたち
将来介護が必要になった時に『どこで・だれと・どのように』暮らすかが生活の課題になってきます。できるだけ住み慣れた地域で在宅で暮らしたいとお考えの方も多いと思います。しかし、実際に介護が必要になってから考えるのでは遅く、いざというときにうまく対応することが難しくなる可能性もあります。
自分や家族が高齢になり、サポートしてくれる人の必要性を感じたり、自分や家族の今後の生活の拠点について考えなければならない状況になったりした時、思い浮かべるものの1つは「老人ホーム(施設)」ではないでしょうか。
◇在宅ときどき施設
「老人ホーム」と一口に言っても、様々な種類があります。住み慣れた自宅から老人ホームに移り、最後まで老人ホームで生活するという利用のかたちだけではなく、「在宅ときどき施設」を利用するかたちもあります。自宅での生活を継続しながら、ときどき施設を利用することで、住み慣れた地域で在宅生活を継続でき、家族もその間に介護の疲れを癒したり、他の用事を済ませたりすることもできます。
具体的な施設として、特別養護老人ホームや有料老人ホームの宿泊サービス、ショートステイ専門施設、宿泊が可能なデイサービスなどがあります。
(※介護保険適用内と適用外の施設があります。)
在宅生活を良いかたちで継続していくためにも、「在宅ときどき施設」を選択肢の1つとして考えてもよいのではと思います。
◇早めに自分や家族の将来について考えてみませんか?
このように、施設の利用のかたちは1つではありません。また、見学や体験などができる施設もあります。将来の生活の拠点について、すぐに結論を出す必要はなく、介護が実際に必要になる前に、何度も本人と家族で話し合いながら、お互いとって最善の選択肢を見つけていきましょう。
ぜひ、今後の生活の準備のヒントとしてお役立てください。
今年度は、主にこの6人のメンバー(本紙参照)で訪問させていただきました。
来年度も、地域の介護予防に関する集まりや、講座等、地域の皆さんの活動を支援し、高齢者の方を地域に繋ぐ活動を行っていきたいと思います。
また、高齢者の方々の生活の中でのお困りごとや悩み事等はプラチナ社会政策室へご連絡ください。生活支援コーディネーターがお話を伺い、お一人おひとりの状況に応じた支援につなぐサポートをさせていただきます。
問合せ:福祉課 プラチナ社会政策室 高齢福祉係
【電話】85-7056
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