この冬は コロナ・インフル 要注意
市長横尾俊彦(よこおとしひこ)
10月22日 記
創建315年目の多久聖廟秋季釈菜は天候に恵まれました。未来に繋ぐこと、皆で育む伝統の貴さを感じつつ、孔子と4人の高名な弟子(顔子、曽子、子思子、孟子)の像に7種の供物を捧げて献官を務めました。
平年を超える暑さ続きの後、流行が心配されるのが新型コロナウイルスとインフルエンザ。両者の初期症状は風邪に似ています。発熱し「まあ風邪か」と甘く見ず、医師の診察を受けて適切な対策が不可欠です。正確には「風邪」という病はなく、いわゆる風邪症状を伴う体調不調というのが実情だそうです。
発熱も実は様々な病の症状です。根本原因が分からぬままの熱発もあり「不明熱」と呼ぶこともあります。存在する病気全体のなかで、人類が原因や症状を解明できているのは半分にも満たないとも聞きます。
この冬は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行もありうるそうです。だからこそ、体調管理にはくれぐれも気をつけてほしいのです。
予防にはワクチン接種も効果的ですが、免疫力も肝心です。免疫力は細菌やウイルスから体を守ってくれます。いろいろな病原体や細菌が人体に入っても免疫力があれば、防御システムとなって病気の発症を抑えることができます。それには、疲れをためない、ストレスを減らすなどが不可欠です。
さらに、免疫力を上げるために、十分な睡眠と野菜や肉、魚などバランスの取れた食事、適度な運動が大切です。また、歯磨きなどの口腔ケアや手指の消毒もお忘れなく。それらが感染予防に役立ちます。
あったかいおでんが好まれるこれからの季節は、身も心もあったかくして、健康を保つ整えも忘れずお願いします。
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