特定健診は生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の発症、腎臓や脳、心臓の病気の重症化を防ぐ目的で、40歳から74歳までの人を対象に実施しています。
これらの病気が重症化してしまうと、多額の医療費がかかることになります。医療費は窓口で支払う自己負担のほかに、国民健康保険加入者の保険税でまかなわれていますので、みなさんが健康であれば医療費が減って、保険税が少なくなります。
「予防できる病気は防ぐ!」を意識し、特定健診を受けて予防に役立てましょう!
■どんな病気に医療費がかかっているの?
○主な病気と医療費
糖尿病…9,990万円
慢性腎不全…7,900万円
高血圧症…6,300万円
脂質異常症…3,700万円
脳梗塞・脳出血…5,200万
狭心症・心筋梗塞…1,700万円
→令和3年度の多久市国民健康保険医療費は20億8,000万円で、そのうち生活習慣病に関する医療費は約3億4,000万円となっています。
生活習慣病の中では糖尿病に一番医療費を使っていることが分かりました。糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、腎臓や脳、心臓などで合併症を引き起こしたり、高血圧や脂質異常症などと重なったりすることで、重症化しやすく、医療費も高額になります。
がん…3億1,800万円
精神…2億3,200万円
筋・骨格…2億3,100万円
■特定健診未受診者は受診者に比べて生活習慣病治療にかかる医療費が高い!
(KDBシステム地域の健康課題R3年度より)
約2万5,000円も違う!!(約2.6倍)
~特定健診受診率が保険料にも反映する!(保険者努力支援制度)~
生活習慣病の予防事業や活動に熱心に取り組む市町村に、国から支援金が支給される制度(保険者努力支援制度)があり、支援金のすべては国保の保険料に充てられる仕組みとなっています。
※特定健診の受診率も項目の1つです
令和3年度の多久市への支援金は1,114万!
特定健診を受けることで、体の状態を把握できるため、生活習慣の改善に取り組むきっかけになります。
年に1回の特定健診を欠かさず受けて、健康管理に努めましょう。
問合せ:健康増進課健康増進係
【電話】75-3355
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