■「学び続けることを目標に」
明けましておめでとうございます。
突然ですが、なぜ、正月は「おめでとう」なのでしょう。私は、大晦日から年が明け、家族に「おめでとうございます」と挨拶を交わした時に、この疑問が浮かびました。早速調べてみると「年取りの祝い」で、かつては誕生日ではなく、正月が来ると一斉に年齢を取る数え年だったことや、年神様が幸運を持って来られるのでめでたい。また、1年を無事に乗り切り、新年を迎えられたからおめでたい。春になり「芽出度い」などなど、諸説ありました。まだまだ知らないことがたくさんあるものだと思いました。
私の仕事である「人権・同和問題」も、まだまだ学びの途中です。人の権利とはどんなものがあるのか。なぜ、守られなければいけないか。どんな差別があるのか。その時代、その時代で差別のありようが変わっていったとか…。調べたり、研修会に参加したりして知り得たものが多くあります。
今は、知りたいと思った情報は、インターネットなどで簡単に入手することができます。ただし、溢れる情報の中から、自ら事の真偽を確かめ、取捨選択することができる力が必要とされます。その基盤をなすものこそ「学び続けること」に他なりません。何気ない暮らしの中で、興味や疑問を持ち「学び続けること」を日々大切にしていきたいものです。
社会教育指導員 小松康之(こまつやすゆき)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>