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【温故創新】市長コラム

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佐賀県多久市

国民スポーツ大会イン多久

市長 横尾俊彦(よこおとしひこ)
9月18日 記

SAGA2024国スポ本番の10月です。様々な歓迎もあります。市内義務教育学校生徒会発案の案内看板や花植えプランター、手作り応援グッズでの歓迎。さらに市内保育園園児による応援旗の歓迎も光ります。競技観戦応援に加え、こちらもご覧いただけたら嬉しいです。
市内開催の2種目は儒学の心に繋がる御縁もあります。
まずは弓道。孔子の時代から君子が修養する「六芸」(礼・楽・射・御・書・数、つまり道徳教育・音楽・弓術・馬車を操る技術・書道・算術)に弓道(弓術)があります。また『禮記射義』は「射は仁の道」と教えます。競う相手は自分であり、日々の人格向上が大切です。また古典『大学』が伝える殷の湯王が日常使いの用具に「日に新たに、日に日に新たに」と刻み、日々向上に努めた逸話は有名です。
もちろん、礼に始まり礼に終わる武道の精神性も貴重であり、弓道はステキな競技です。
スポーツクライミングは人生の困難克服を連想させ、集中力と自分との闘いでもあります。
会場は多久高校内の九州クライミングベースSAGA。ジュニア世界大会トップ選手もいる多久高校で更なる躍進への施設整備を県に要望し、国際基準での完成です。ここから世界に挑む選手育成が期待されます。
かつて多久高の選手が世界大会出場の際、ヨーロッパアルプス近くの小さな街に世界中のクライマーと人々が集う光景画像を見ました。そんな夢チャレンジもありと夢も膨らみます。
都道府県代表選手の妙技は凄いです。弓道では全中(全て的中)は見事で、クライミングでは競技中に片手の宙吊りでの休憩や、体重移動で登るなど、異星人かスパイダーマンかと感嘆します。応援お願いします。

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