認知症は誰でもなりうるもので、令和7年には高齢者の5人に1人は認知症になると推計されています。
市では、認知症本人や家族、地域住民が一緒に支える仕組みづくりをめざしています。今回は「チームオレンジ」についてご紹介します。
■チームオレンジとは?
チームオレンジとは、認知症の人やその家族の思いを理解し、ご近所の応援者(サポーター)がチームとなって、生活面などを早期支援する取り組みです。
多久市では「オレンジコーディネーター」を中心に準備を進め、令和3年6月に南多久町西ノ谷地区からスタートしました。その後も複数の地区で支援の輪が広がっています。
あなたの地区でも、チームオレンジ活動を始めてみませんか?興味がある方は、高齢・障害者支援課までお問い合わせください!
■どうして「オレンジ」なの?
オレンジは認知症支援のシンボルカラーです。
認知症支援の取り組みを多くの人に知ってもらうことを目的に、オレンジ色を目印としています。
また、温かさを感じさせるこの色は、支援の精神を表現しています。
■多久市では15か所で活動中です
※11月21日現在
※詳しくは本紙をご覧ください。
■チームオレンジ 多久原の場合
毎週水曜日には多久原公民館でいきいき百歳体操に励み、毎月第2・4木曜日は布ぞうり工房「ほびろ庵」でサロンを開いている多久原のみなさん。毎回男女問わず多くの人が集まり、季節ごとの催しを楽しまれています。
日頃顔を合わせるご近所さん同士ということもあり「お互いさま」の気持ちで助け合えるのだそう。チームオレンジとして、気構えることなく自然と活動されている多久原での活動をご紹介します。
サロンからひと続きに楽しく活動中!
2人で代表を務める多久原のサロンは、市外への視察など下調べを経て平成29年から開いています。チームオレンジについて市から話がきたのは2年ほど前。地区のみなさんが納得して始められるよう、私たちからしっかり説明した上で第一歩を踏み出しました。
講習でしっかり知識を身につけ、令和4年11月にはチームオレンジの活動も本格スタート。ただ、特別なことをするのではなく、サロンの延長のような形で楽しく続けています。
「多久市はみんなでみまもり みまもられ」を合言葉に、顔なじみのみんなが笑顔で元気に暮らし続けられるよう、これからも元気に活動していきます。
同じ地区の仲間同士なので気兼ねなく楽しめます♪
▽これまでのサロン活動
・ひなまつり
・お月見会
・絵本のおはなし会
・紙飛行機大会
・論語の唱和
…など多数!
問合せ:
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