■「運動部活動の地域移行」
令和6年度がスタートしました。今年はSAGA2024国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会が開催されます。若楠国体以来48年ぶりの大イベントを、市民のみなさんで盛り上げたいですね。
さて、学校においては全国的に「部活動の地域移行」の取り組みが注目されています。少子化による部活動の存続、子どもたちのニーズに合わせた活動の展開が求められてきたからです。そこで、多久市では平成28年度から部活動の在り方を検討してきました。その目的は「子どもたちの興味・関心に沿ったスポーツに継続して取り組める環境を確保する」ことです。
現在は、令和7年度からの休日の運動部活動地域移行をめざして、地域指導者の発掘・確保を行ったり、市内学校で合同部活動に取り組んだりしているところです。すでに東部校と中央校のサッカー部が地域移行を実現し「TAKUMI FC」という名称で活動しています。ここ数年、多久市では国の実証事業を活用しながら、この地域移行を進めてきました。その中で確認できたことの一つに「地域移行を進めるためには、保護者・地域のみなさんをはじめ、多くの方々のご理解とご協力が欠かせない」ということです。
現在、この「地域移行」を進める中で、指導者の発掘・確保が大きな課題となっています。子どもたちの豊かなスポーツライフを支えるためにも、一人でも多くの人に指導者に関する情報提供や指導への関わりなど、ご理解・ご協力を賜れば幸いです。
この「休日の運動部活動の地域移行」をとおして、子どもがスポーツに継続して取り組む環境づくりとなるよう、引き続き情報発信を行っていきます。次回は、市報多久「5月号」でお知らせ予定です。
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