令和5年度市内3校で朝ごはんを毎日食べている児童生徒の割合は、5年生で82・6%、8年生で87・7%(多久市食育アンケート)でした。また、佐賀県民健康栄養調査(令和2年度)では、ほとんど毎日食べる人の割合は、81・5%でした。誰もが忙しい朝の時間に、簡単に済ませてしまう朝ごはんですが、一日の始まりを体に教えてくれる目覚まし時計のような役割をもっています。
■朝ごはんを食べると、体全体が目覚めます
朝ごはんを食べることで体全体(脳や胃や小腸、大腸、膵臓など)が刺激されて体温も上がり、動き出します。
体全体が目覚めることで、体内時計がリセットされて生活リズムが整ったり、活動に必要なエネルギーが補給されて、集中力があがったりします。また、胃腸がしっかりと動くことでスムーズな排便を促すこともあります。
お腹が空いていないからと朝ごはんを食べない人もいますが、一口でも食べることが大切です。
■朝ごはんのポイント
(1)起きて1時間以内に食べる
1時間を過ぎると、自身の筋肉などを壊して活動するための栄養を作ります。起きて1時間以内に食べると、朝ごはんで摂った栄養で活動することができます。
(2)朝ごはんのおかずに卵や魚、野菜を食べる
朝ごはんの効果をより強くしてくれる次の栄養素が卵や魚、野菜に多く含まれています。
・たんぱく質…消化酵素(食品に含まれる栄養を人間の体で使いやすい形に消化する時に使われるもの)の分泌がよくなる
・魚に含まれる脂肪(DHA、EPA)…血圧や中性脂肪が下がる
・食物繊維…胃腸の動きを活発化、免疫機能を調節、食欲を抑える、脂肪細胞が増えない
ゆで卵や焼き魚などの他にも、鮭おにぎりやツナおにぎり、サンドイッチなど片手で簡単に食べられるメニューもおすすめです。
起きて1時間以内に朝ごはんを食べて、一日をスタートしましょう!
問合せ:健康増進課 健康増進係
【電話】0952-75-3355
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