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議会だより-一般質問(2)-

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佐賀県大町町

■旧電車道の旭町トンネルの安全性について 三谷英史
▽議員
昭和44年杵島炭鉱閉山後、旧電車道の旭町トンネルについては、抜本的な対策を講じることなく先送りされた感がある。
今回、周辺住民から安全性を心配する声が上がっているが、その対策は。

▽町長
閉山当時、トンネル内の軌道施設は杵島炭鉱により撤去されたが、トンネル自体はそのまま残されている。トンネル敷き以外は町が寄付を受け、昭和54年に町道大町~江北線を新設した。トンネル軌道敷きは町の所有とはなっていない。
昭和63年に町の要請で、県事業で安全対策の一環としてトンネル内のかさ上げ埋立て工事が行われ、補強されている。
それと同時に西側の入口を土砂等により閉塞した。東側は、一定の盛り土を施してあるが、出入りは可能な状態になっている。
過去3回、議会で一般質問されている。当時、町としては、町独自で対策を講じることは困難であるので、国や県に要望しながら補助金を探していくと、回答している。
今回改めて鉱害復旧事業や防災の観点からも補助事業等を確認したが、県からは対象事業はないとの回答があった。
トンネル内部について、私と職員で、直接確認をした。
・トンネル内部の土砂の崩落は認められず、岩盤の一部剥離はあったが、岩盤自体が崩れている状況は確認できなかった。
・トンネル内の鋼材のアーチ部分は、腐食はしているものの変形や外れ等は認められなかった。
・町道杉谷~旭町線の地下区間は、崩落、ひび割れ、抜け落ちなど異常は確認できなかった。
今後の対応としては、町道路管理の観点からトンネル内の確認を必要に応じて実施していく。トンネルは閉塞せずに注視していくことにより、居住者の不安払しょくに努めていく。

◆中学部活動の在り方について
▽議員
中学部活動については、全国的に地域移行に向けた検討がなされているが、本町はどのような方針の下に、どのような体制で臨もうとしているのか。

▽教育長
部活動検討委員会を立ち上げ、外部指導者や校長を交えて検討を重ねている。部活動の地域移行については、令和5年度から7年度の3か年でまずは、休日の地域連携や地域クラブ活動へ移行することとなっている。8年度は休日実施の部活動は地域に完全移行することを目指しているが、本町としては、他市町の事例を参考にして本町にあった取り組みにしていきたい。
現在の部活動は、スポーツ部として野球部、陸上部、バレー部、卓球部、剣道部があり、文化部として吹奏楽部と美術部がある。このうち野球部、陸上部、卓球部、剣道部については、外部指導者に支援してもらっている。
地域移行に向け課題となるのは、責任の所在と外部指導者の確保である。
部活動はあくまでも学校教育の一環なので原則、教員が指導することになる。外部指導者は教員の補助的指導となる。地域移行された場合、学校は指導者と情報交換を行い、連携をしていくことが大事になる。
最近、スポーツに関わる生徒の実態も変わってきている。現在の部活動とは別に、仲間とわいわい言いながらスポーツを純粋に楽しむ子と大きく2つに分かれてきている。
この二つの環境整備を進めるために、今後部活動検討委員会や遊ゆうスポーツクラブ等の諸団体と連携協議しながら進めていきたい。また、費用負担の面についても、他市町の状況等を参考にしながら検討していきたい。

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