■オンリーワンへの挑戦!
大町町長 水川一哉
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様には、輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年は4月に統一地方選挙が執行され、3期目の町政を任せていただき、新たなスタートを切りました。
多くの皆様から、温かい励ましと応援の言葉を賜り、心からの感謝と、その責任の重さに身が引き締まる思いであります。
さて、1期目、2期目を通し、これまで町民の皆様にお約束をしてきた事、あるいは緊急的・突発的な事象・事案を含め、スピード感をもって、俯瞰的かつできることから、順次取り組み、実現をして参りました。
特に、ひっ迫した財政の立て直しに本旨を置き、課題であった買い物環境の改善の一環として、スーパーの誘致や、財源を確保することにより、町内巡回バスの運行、そして期待が高かった花火大会の復活や、子育て応援・教育施策では、出生祝い金の見直しや保育園・学校の給食費無償化、全教室へのエアコン設置、また激甚災害への対応に加え、防災ラジオの全世帯配備、地域や高齢者の絆づくり事業など、各般に渡り、職員と共に、「暮らしに寄り添う安心安全な町づくり」に全力を挙げて参りました。
ただ、2期目に挑んだ令和元年からの4年間は、2度の水害や3年を超える新型コロナウイルス感染症の拡大で、一部の取り組みが停滞しましたが、やらなければならないことは、町民の皆様のご理解ご協力によりおおむね進捗することができました。
そして、3期目の次なるステップとして、大町町を取り巻く現実を踏まえながら、「安心安全な暮らしと魅力あるオンリーワンの町づくり」に挑戦させていただきたいと、決意を新たにしているところであります。
オンリーワンの町づくりは、知恵を出し合い、常に新たなアイデアを考え、不断の挑戦を続けていくことで、大町町の前進につながるものと考えます。
町のポテンシャルや可能性を、「大町らしさ」や「大町の独自性」に繋げる施策を通して【大町そのもの】を創り上げていくことを目指します。
例えば、私たち大町町民が昔から親しみ利用してきた町のメインストリートである「国道34号」は大町町の有用な活力資源であり、賑わいを創出するツールとして大きな役割を果たします。
毎日、およそ2万台の車が行き来し、大町町を東西に貫く、言わば大木の幹であり、そこに花を咲かせ、実を成すことが大町町活性化のカギだとも考えています。
また、大町町の新たな魅力とブランドづくりにも挑戦していきます。その一つに、有明海に面した大町特有の南面傾斜の水はけと日当たりが良い中山間地を活用し、官民が一体となって原料となるブドウ栽培からワイン醸造までの六次産業化計画を促進し、「大町ブランド夢のワインプロジェクト」を進め、初の大町産ワインの実現を目指したいと思っています。
それから、体力低下が心配される子供たちが、こぞって外に出て体を動かしたり、スポーツを楽しんだりできる学校の環境づくりにも知恵を絞りたいと思います。
そして、現在耐震基準不適合により、閉鎖しているスポーツセンターと人が集うコミュニケーションの場としての複合施設を早急に整備したいと考えています。
最後に、これまで大町町を支えていただいた高齢者の皆様が、「イキイキと、生き甲斐をもって暮らせる町」でありたいと思っており、健康寿命の延伸、生き甲斐づくりなどの施策により、元気な高齢者が多い町を目指したいと思っています。
今後とも引き続き、目指す町づくりを実現していくために、知恵・アイデアを絞り、一つ一つの課題をクリアしながら、粉骨砕身汗をかいて参りたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
結びに、今年が皆様にとって、幸多き年となりますよう心からお祈りし、新年のご挨拶とします。
■大町町議会議長 諸石重信
明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日ごろから本町議会活動に対しまして、格別なるご理解とご協力を賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。
本町議会におきましては、昨年4月に改選が行われ、町民の皆様の付託を受けた8人の議員による新たな体制の下で始動いたしました。議員一同、皆様のご期待に応えるべく、決意を新たにしたところでございます。
さて、昨年は3年以上にわたって猛威を振るった新型コロナの行動制限も解除され、町内でも「ふるさと大町納涼まつり」や「絆サンマ祭り」などのイベントも開催され、多くの人でにぎわいました。皆様方の外部での活動が活発になったことは、本当に喜ばしいことだと実感しております。
しかし他方では、エネルギー価格の高騰や相次ぐ物価の上昇が町民生活を直撃しており、町議会といたしましても執行機関への積極的な働きかけ、アイデアを出し合い、町民の皆様の平穏な生活を取り戻せるよう、引き続き努力してまいります。
また、現在の社会情勢は、国際化、情報化、少子・高齢化が急速に進行しつつあります。このような時に当たり、本町においても克服すべき多くの課題を抱えており、行政需要はその量・質ともにますます複雑多様化するなど、誠に厳しいものがあります。
私ども議決機関といたしましては、より豊かな住みよいまちづくりを目指して、今後さらに創意工夫を重ね、町民皆様方のご期待に沿えられるよう、誠心誠意、努力いたす所存でございます。どうか本年も相変らぬご支援とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
終わりに、町民の皆様方のご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
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