編集/大町町議会
■ふるさと納税について 山下淳也
▽議員
ふるさと納税の現況と繁忙期に向けての戦略は。
(1)ふるさと納税による寄附の現在の状況は。
(2)年末に向かい繁忙期となるが、より寄附を増やすためにどのようなことを行うのか?
▽企画政策課長
(1)質問に答えさせていただく前に、ふるさと納税で全国の多くの皆さんから大町町を応援していただいていますことに、厚くお礼申し上げます。
ふるさと納税による寄附の現在の状況は、昨年の同時期と単純比較しますと下回って推移していますが、これから徐々に平年並みに近づいていくのではないかと期待をしています。
(2)これからの繁忙期に向けての詳細な内容については、業者個々のアイデア、取り組みは戦略的にも、知的財産としても、答弁することは差し控えさせていただきます。
一般的には、これまで寄附していただいた人へのアプローチや商品のブラシュアップ、人気返礼品の分析、拡充を基本として、ポータルサイトの有効な活用のための精査、運用改善に努めるなど、年末に向けて鋭意努力をしていきます。
町としても、ふるさと納税は貴重な財源となっていますので、以前から注力してきた政策の一つでもあります。
委託事業者とも毎月の定例会などで、年末の繁忙期に向け協議をしており、寄附の増額に向けて準備を進めています。
■複合施設の建設予定地の課題について 三谷英史
▽議員
6月議会に引き続き、複合施設の建予定地の課題について、再度質問いたします。
スポーツセンターを中心とする多目的複合施設の建設については反対するものではありませんが、建設予定地の周辺住民を始め多くの住民から不安の声や疑問点が寄せられていますので、この地区が建設予定地として適当と言えるのかという観点から、次の点について質問します。
(1)対象区域が当初の説明から、大きく変更された理由について。
(2)対象から外れている空き家が多く点在している東部の住宅街について、今後、その解体が必要となるが、重機や車の進入路は確保されるのか。
(3)施設建設により、周辺地域の浸水の危険性が増すように危惧されるが、その対策は。
(4)この地域における施設建設のために、必要となる用地取得費、浸水対策工事費などはどのくらいを見込んでいるのか。
(5)浸水等の災害時における緊急避難施設としての安全性は確保できるのか。
(6)町民の間には、港町の旧スポーツセンターの建替え、また、公民館の建替えによる併設、又は同敷地内に建設すればいいという声が多くありますが、その選択肢を採用しなかった理由について
(7)当初、この地を選択する理由として示された、国道34号線のにぎわい創設とどのように関連するのか。
(8)設置された建設検討委員会の目的は何か。
(9)対象地域の住民の中には、何ら情報を与られることなく、対象住民を抜きにして議論が進められていることに不安・不満の声があるようです。対象地区の住民は、現状での説明会を強く希望されている。説明会を開催する考えは。
▽町長
答えられる範囲で答弁をします。
建設構想時点で町民代表、有識者の意見を聞き、基本計画にも反映させたいと思い、建設検討委員会を立ち上げ協議の上構想をまとめました。現在、構想案を公表し町民の意見を公募している段階です。
また、第1回目の検討委員会において、建設場所が磯路町と町道土場線に接した恵比須町の一部に決定しましたので、中心となる当該地区の磯路町区長にも委員会のメンバーとして加わっていただくこととしています。磯路町に関わらず近隣地区の意見は区長を通して対応させていただきます。
磯路町建設予定地については、賛成の方や強く反対する方双方いらっしゃいました。入り乱れての買収はできませんので、連なって連担する用地確保が可能な範囲でエリアを決めるという決断をさせていただき、地元説明会でもお示しし、対象となられた方々の同意は得たうえで建設検討委員会でも承認をいただいたところです。
まず、質問(1)の対象地域が大きく変更された理由について、複合施設の建設地については、避難所としての機能も必要であり、現スポーツセンター跡地では国道、鉄道で寸断されていることもあり、当初からスポーツセンター跡地は選択肢に入れず、国道以北を考えていました。
大町町のほぼ中央で国道34号からのアクセスもよく、ランドマークとしても役割を果たす場所として、町道土場線沿いの恵比須町の一部と磯路町及び飛び地ではありますが、旧町立病院跡地も含めた約1万5000平方メートルを対象に、耐用年数が迫る公民館の建て替えも視野に入れ、用地交渉を進めてきたところです。
対象地区の皆さんそれぞれの意向を尊重し勘案した結果、エリアを狭くして公民館の建て替えは断念することとしたということです。
(2)の質問ですが、侵入道路の確保についてですが、現状より狭くなるというようなことはありませんし、浸水の危険性が増すという懸念ですが、これも環境を含め現状より悪くならないように専門家の意見を聞きながら基本計画に反映させていくこととしています。工事費を含め、具体的な考えは今申しあげる段階ではありませんので控えさせていただきます。
それから、国道34号のにぎわい創出については、複合施設の建設だけに限らず、まちづくりの一環として、ふるさと館も含め、引き続き企業や店舗の誘致・誘導、また住宅建設促進など様々な視野に立って取り組んでいきたいと考えています。
最後に地元の意見については、磯路町区長にも建設検討委員会に参加していただくことにしていますので、区長の話しを聞きながら適宜対応をさせていただきます。
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