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議会だより-一般質問(2)-

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佐賀県大町町

■後期高齢化に向かう今日の取り組みについて 藤瀬都子
▽議員
西暦2025年以降、団塊の世代の75歳以上が後期高齢者となり超高齢化が進む過疎化地域になります。
今、絆事業を通じて高齢者に対する対策は行われていますが、地区の取り組みを検討して、奨励金を出してより活発化をさせ、他世代との格差が出ないよう取り組みを考えてほしいと思います。

▽企画政策課長
町では、平成30年に「大町町地域の絆づくり支援事業費補助金交付要綱」を策定し、区が主催する高齢者を中心とした地区の絆づくりの活動経費の補助を行っています。
この補助の目的は、災害発生時などに地区での共助精神が発揮できるように地区単位の活動に支援を行っています。活動内容は各地区で決定されており、制度の趣旨に沿って出来るだけ地区の意向を勘案しながら承認しています。
町としては引き続き、地域の絆づくり支援事業費補助金を活用していただき、希薄しているコミュニティの再生のため、地域の実情等に精通した高齢者を中心に、若者や壮年層も一緒に世代間を越えた活動を行っていただくことをお願いし、地区の活性化にもつなげてもらいたいと考えています。

■特定健診の受診率アップを目指して
▽議員
今まで受診率は40%台と思います。年々受診率はアップしていると思うがどんな結果が出ただろうか。
健診受診で、生活習慣病対策に繋がる診断結果を得て、今後も受診率アップを目指したいものである。
また、受診率の高かった地区表彰も実施したらどうかと思う。加えて健康ポイントの取り組みに、もっと力を入れるべきではないかと思う。
健康ポイントの当選条件を再検討してたくさんの該当者が生まれることを期待したい。

▽町民課長
今年度の特定健診受診率が最終的に確定するのは、令和7年10月頃となりますが、7月末現在では19・72%です。この数字は7月に総合福祉保健センター美郷で実施した集団健診の受診者数と個別で人間ドックなどを受診された数から割り出したものになります。
今後の取り組みとして、11月17日の日曜日に、がん検診と併せて平日に受診できない人のために特定健診の日曜健診を予定しており、加えて、指定医療機関での個別健診の受診期間が令和7年3月31日となっていますので、事業の進捗に合わせて受診率は上がっていくものと思っています。
特定健診の周知については、広報おおまち、防災行政無線での周知のほか、令和3年度からは受診券などを同封した案内文書のほか、対象者の特性に応じた受診勧奨はがきなどを送付し受診率向上に努めているところです。
受診率の高い地区への表彰については、対象者が40歳から74歳の国民健康保険の被保険者に限られるため、地区への表彰ではなく、健康ポイント事業について関係各課で現状分析を行い、検討していきたいと考えています。

■大町公民館の図書利用について
▽議員
利用者は毎月何名ぐらいか。大町ひじり学園の図書室利用者は多いと耳にするが大町公民館を覗いてもあまり利用者を目にしない。いま、夏休みであるが子どもたちの姿さえも見えない。
毎月、公民館だよりを発行して、行事のお知らせや公募コンクールなどを実施し利用者増の動きが出るまで対策を練っていく必要があるのではないか。

▽教育委員会事務局長
大町町公民館は年末年始の期間以外は開館しており、各種行事やイベント、活動などで活発に利用いただいています。
図書室についても、色々な書物5500冊あまりを取り揃えており、利用者からは大変好評を得ています。公民館の利用者数は昨年度1年間で1万1265人となっています。図書室は1328人、月平均約111人が利用されています。
「夏休みであるが子どもたちの姿さえもみえない」との指摘ですが、今年の7月末から8月は最高気温が37度近くあり、公民館の図書室へ出かける子どももいなかったのではないかと思います。
昨年度、読書推進委員会で下大町の公民館へ出かけ、老人クラブの皆さんを対象に読み聞かせと本の貸し出しを行いました。30人ほどの参加があり、数人が本を借りられました。今年度も秋以降に実施したいと考えています。
公民館だよりは、令和3年の災害後からお知らせなどができていません。今後は定期的に新刊の紹介や行事の案内、教室の紹介などを行い、より多くの人に公民館や図書室を利用いただけるよう取り組んでいきたいと考えています。

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