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議会だより-一般質問(3)-

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佐賀県大町町

■特定健診の受診率向上について 北沢聡
▽議員
特定健診の受診率の向上への取り組みについて現在でも「受け得キャンペーン」などの取り組みをされているが現在、他にも取り組みをされているのか、今後も受診率向上のために新しい取り組みも検討されていくのか。
町民の健康増進、健康寿命を延ばすために、特定健診は基本的で重要な取り組みと認識しています。
現在の特定健診の受診率はどの程度か。大町町の受診率、年代別、男女別でお伺いします。全国平均や県の平均と比較してどうか。
また、現在行われている受診率向上の為の「受け得キャンペーン」でどの程度応募があるのか。今後、更に受診率向上のための取り組みについては検討されていくのか。お伺いします。

▽町民課長
現在確定している特定健診の受診率の最新の数値は、令和4年度分で43・8%です。国の平均が37・5%、県の平均が40・7%ですので、国・県の受診率を上回っている状況です。
年代別、男女別では全体として男性40・2%、女性47・2%です。40代では男性25・6%、女性28・2%、全体で26・8%です。50代では男性30・1%、女性39・1%、全体で33・6%です。60代では男性42・6%、女性43・4%、全体で43・0%です。70歳から74歳では男性45・1%、女性55・1%、全体で50・6%です。これを見ますと、全体を通して年代が上がるごとに受診率が上がる傾向となっています。
次に、令和3年度から実施している受け得キャンペーンの参加申し込み状況は、令和3年度が325名、令和4年度が324名、令和5年度は340名となっています。
次に、受診率向上のための取り組みについて、令和3年度から取り組んでいるものになりますが、佐賀県国民健康保険団体連合会と連携し、人口知能(AI)を活用し、特定健診データやレセプト情報データなどに基づく受診行動に対する意識分析を行い、対象者特性に応じた勧奨案内ハガキを対象者に送付しています。
また、令和5年度からはA4サイズのパンフレット式にサイズを拡大して、より見やすいように工夫を凝らしているところです。
同じく令和3年度から取り組んでいます、受け得キャンペーンと相まって、令和2年度までの受診率は県内平均を下回っていましたが、令和3年度からは県内平均を上回るようになりましたので、これらの取り組みは受診率向上に効果を示しているものと認識しているところです。
このようなことから、これらの取り組みのほか、広報おおまち、防災行政無線、区長会の協力などに加え、効果的な方法を研究しながら受診率向上に努めます。

■ラジコン草刈機の導入について 三根和之
▽議員
各地区の農地を守る会が大町町のため池の保全を実施しているが、農業者の減少や酷暑などによって除草作業の参加者が減っている。特に町内のため池における除草作業は、急傾斜のため滑落や転倒の危険性がある。
そのため、平地と比べ、事故に注意をしなければならず、作業負担の高い状況である。除草作業の手間を軽減するため、ラジコン草刈機の導入を町で検討してもらいたい。
ため池の近くには民家があるため、音が静かで、遠隔操作ができるモデルのラジコン草刈機を町で導入してもらえるか。
近隣市町では、来年度の運用に向け、町が草刈機を1台購入する予定で、予算計上しているケースがあるため、前向きに導入を検討してもらいたい。

▽農林建設課長
大町町内のため池管理(草刈)については、ため池の水を農業用水として利用しているいわゆる受益者である農業者が管理者になっていることから、管理者としてため池の水量調整や堤体、樋管、排水設備などの構造物の点検、補修、清掃など維持管理を担ってもらっているところです。
後継者不足や新規就農などが少なく、今後、更に農業者数の減少や高齢化が進むと思われます。また、地区清掃においても高齢化などから厳しい状況になってきていると思います。
町でラジコン草刈機の導入を検討いただきたいとのことですが、現在、県内において自治体でラジコン草刈機の運用を開始しているところはありません。
近隣市町で来年度から運用開始されるこということですが、今後、ラジコン草刈機の実際の効果や、安全面、ニーズ、運用方法、先進事例、また併せて農業関係以外でも利用が可能であるかなどを調査研究していきたいと考えますので、しばらく時間を頂きたいと思います。

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