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愛野史香(あいのふみか)さん デビュー作『あの日の風を描(えが)く』10月15日発売決定!

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佐賀県嬉野市

[桜田光さん改め]愛野史香(あいのふみか)さん デビュー作『あの日の風を描(えが)く』10月15日発売決定!

市報8月号特集でインタビューした嬉野市在住の小説家・愛野史香さんの第16回角川春樹小説賞受賞作『あの日の風を描く』 (受賞時:桜田光さん『真令和復元図』)がいよいよ10月15日、全国の書店で発売されます!
新しいタイトルは、作品のモチーフとなっている「風」、美術系の題材を扱っていることが伝わる「描く」というフレーズを使い、やわらかいイメージになるよう考えられたもの。「とても読みやすい内容になっているので、小説から離れている人にもぜひ読んでほしい」と話す愛野さん。間もなく2作目の執筆に取りかかるそうで、「これからたくさんの作品を発表していきたい」とにっこり。市報8月号のインタビューで語ってくださったように、嬉野をモチーフにした作品にもいつか出会えるかもしれません。愛野さんが嬉野で生み出す作品が、これから多くの読者の元に届きますように!

▽あの日の風を描く 愛野史香
京都市にある美大の油画科を休学中の稲葉真は、バンド『Pintas』のPainter だったが、メジャー・デビュー時にメンバーから外されてしまった。それ以降、鬱屈して自宅に引き籠っていた。そんな時、真は、従兄の稲葉凛太郎の声がけで、狩野探幽の血縁であり、父が狩野派を破門された清原雪信の娘・平野雪香が描いた襖絵の想定復元模写制作を手伝うことに。チームメンバーは保存修復研究領域・修士二年・土師俊介と留学生で修士一年・蔡麗華。襖絵は、十二面の花鳥図だが、現存するのは九面と切り貼りされた一部のみ。果たして三人は、復元模写を完成させることができるのか?制作の苦悩と幸福を濃やかに描き切った感動長篇、ここに誕生!

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