未来技術社会実装事業とは、AI、IoT、AR・VR、自動運転等の未来技術を活用して地域課題の解決と地方創生を目指した取り組みであり、新幹線と道の駅の同時開業を契機に、昨年度開始しました。
■2023年度の取組みと効果
○1.嬉野の魅力を全国・全世界に発信する環境づくり
令和5年7月29日、8月5日の土曜夜市でLINEを活用したスタンプラリーを開催するとともに、8月11日の嬉野温泉夏まつりでは、駅前をバーチャル空間化したメタバース上で花火大会の様子をライブ配信しました。メタバースには約2,400人がアクセスし、故郷を離れた方にも嬉野のひとときを楽しんでいただくことができました。さらに、まるくアイズにタッチ型の大型ディスプレイを設置し、観光客に嬉野市の魅力を伝える取り組みを進めています。
[メタバースアクセス数の推移]
○2.来訪者の安心な移動を支えるモビリティサービス
9月25日~10月9日の15日間、商店街区間を含む嬉野温泉駅⇔バスセンター間の公道で自動運転車両の試乗・体験会を実施しました。実人数で517名の方に参加いただき、試乗後に実施したアンケート調査によると、7割以上の方から「今後も利用したい」との意向が寄せられました。また、試乗ルートに設定した商店街区間には、現状、公共的な移動手段がないこともあり、約7割の方から「新たなモビリティの導入が必要」という声が寄せられ、今回の試乗ルートに関するモビリティの必要性が確認されました。
[自動運転車両の利用意向]
n:回答者数
[商店街区間における新たなモビリティの必要性]
n:回答者数
■今後の取組み
まるくアイズ前で行われる実際のマルシェをバーチャル空間で表現し、ECマルシェブースとして展開することで、メタバースの商売への利活用について実証実験を行います。
具体的には、駅前イベントや1月末から2月上旬に開催されるうれしのあったかまつりを対象に、ECサイトをもつ事業者と連携して効果を確認する予定です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>