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■嬉野城主の墓[嬉野神社境内/嬉野町下宿]
嬉野神社境内にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、「嬉野城主の墓」と伝えられていますが、はっきりとしたことは分かっていません。石造物調査によって、この石塔は3基分のパーツを組み合わされたもので、製作された時期もバラバラです。基礎と一番大きな笠部分は、南北朝後半から室町時代前期頃に制作されたものです。これだけ大きい宝篋印塔を製作できるのは、かなりの勢力を持った一族と考えられることから嬉野氏(宇礼志野氏)が関係するものである可能性は高いと考えられます。
(参照:『嬉野町石塔調査報告』2005嬉野町教育委員会)
問合せ:嬉野市史編纂室(嬉野市歴史民俗資料館2階)
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