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6月は食育月間です

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佐賀県嬉野市

「食育」とは、ひとことで言えば、「食を通し、人間として生きる力を育む」ことです。
食育は子どものためだけに行うものだと思っていませんか?
食べることは生きるための基本的な営みです。つまり、食育も赤ちゃんから高齢者まで、すべての人に必要なことです。食育は特別なイベントに参加することではありません。毎日の食事で健康や心の安定が保たれ、マナーや文化が継承されていく、これが食育です。
毎年6月は食育月間です。毎日の食事をあらためてふり返ってみませんか?

■毎月19日は『嬉野市家族だんらん食事の日』です。
家族といっしょに楽しく食事を作り食卓を囲んでテレビをつけずにいろいろな話をしてみましょう。

◆朝ごはんは食べていますか?どのようなものを食べていますか?
朝ごはんには、(1)体のリズムを整える(2)体温が上昇し活動しやすくなる(3)脳にエネルギーを補給するなど、たくさんのいいことがあります。
令和5年度の3歳児健診対象者196名に、朝ごはんについての聞き取りを行いました。その結果、朝ごはんを毎日食べている人は94.9%でした。その中で、主食+たんぱく質(卵・肉・魚・大豆・乳製品など)+野菜のそろったバランスの良い食事をしている人は32.7%と少ない結果でした。また、朝食にみそ汁をほぼ毎日食べる家庭は、30.6%でした。みそ汁は、野菜や海藻類、大豆製品など様々な食品がとりやすく、みそ汁を食べている家庭は食事のバランスがよかったです。

▽朝ごはんは毎日食べていますか?

▽朝食のバランスについて

バランス:主食+たんぱく質(卵・肉・魚・大豆・乳製品など)+野菜=〇、上記2種類のみ=△、それ以外=×

▽朝食でみそ汁を食べますか?

◆朝ごはんを食べる習慣を身につけるために大切なことは?
▽早寝・早起き
朝起きて、すぐに朝ごはんを食べるのはお子さんにとっては難しいことです。早寝・早起きをすることで余裕をもって食事時間をとることができます。

▽生活リズムを整える
毎日、決まった時間に食事をすることで、その時間になるとお腹が空くリズムができます。「体を動かして遊ぶ」「しっかり食事をする」「夜はぐっすり眠る」という空腹のリズムを作りましょう。

◆大人にとっても、朝食は大切です。
佐賀県は糖尿病の割合が全国ワースト2位です。これは、朝食を欠食をする県民が、男性16.4%、女性15.3%ととても多いことも一因ではないかと考えられています。朝食をとらず空腹時間が長時間になると、昼食後や夕食後の血糖値の急な上昇(食後高血糖)につながるだけでなく、その日のインスリン反応が悪くなると言われています。生活習慣病予防のためにも、朝食をとる習慣を身につけましょう。
参考:第3次佐賀県健康プラン、佐賀県食育・食品ロス削減推進計画

●バランス朝食のコツ!
(1)簡単なものから・・・
主食とあわせて、そのまま食べることができる納豆、ヨーグルト、チーズ、果物などを準備しておけば、手間もかかりません。
(2)ちょい足しで栄養アップ!
夕食を朝食用に取り分けておくと便利です。常備菜やみそ玉を作っておくこともおすすめです。
(3)定番のバランスレシピを決めておく!
ごはんとみそ汁とおかずなど、バランスの取れた定番レシピを決めておくと、メニューを考える手間が省けます!

●朝ごはんレシピ集
市内小中学校の児童・生徒が考えたかんたんな朝ごはんレシピを紹介しています。アイディアいっぱいのレシピばかりです!
※二次元コードは本紙P.17をご覧下さい。

■子どもの食育の取り組みを紹介します
◇子どもが作る弁当の日
市内小・中学校では、親子のふれあいをテーマにした「ふれあい弁当の日」が年2回実施されています。嬉野市ではこの取り組みをステップアップした「子どもが作る弁当の日」を推進しています。

◇おやこの食育教室
食生活改善推進協議会主催で年1回開催しています。昨年度は2月に実施し、11名が参加されました。今年度は7月28日(日)に開催します。ぜひご参加ください!
詳細はこちら
※二次元コードは本紙P.17をご覧下さい。

問い合わせ:塩田庁舎 健康づくり課

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