◆高齢者の消費生活のサポートについて家族や介護スタッフの協力を!
▽相談事例1
認知症の母の介護に県外から毎月帰ってきているが、その折、布団の訪問販売業者が来ていて、必要のない布団の契約が発覚した。
▽相談事例2
離れて暮らしている母が電話勧誘で、カニの注文をしてしまい、1週間後に届く事になっているが受取拒否しても大丈夫か?
▽アドバイス
何れも高齢者の夫婦で、母親はお話し好き、電話や訪問者が来ると、断りきれずに不要なものを買ってしまう点が共通していました。電話勧誘や訪問販売は購入日を含めて8日以内であれば、クーリングオフ(無条件解約)ができます。両事例は、繰り返し被害に遭うケースが多く、家族だけでなく、民生委員、ケアマネージャーさん等との情報共有が重要です。
▽未然防止策
・家の施錠の習慣をつけ、電話は留守電設定にし、知らない人を家に入れない、話さない。
・宅配便が届いた時は、配達員の前で、送り状で商品の内容を確認し、身に覚えのないものは受け取らない。
・受取拒否する場合は、開封せず、代引き料金は払わない。
(同居家族がいる場合は全員に徹底!)
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