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◆畦川内の綾竹踊り(市指定重要無形民俗文化財)
令和6年11月2、3日に丹生神社(宮の元)の秋の例大祭が開催され、畦川内の綾竹踊りが奉納されました。馬場下の10地区が持ち回りで担当するので、畦川内の綾竹踊りの奉納は10年に一度です。
綾竹踊りの伝承の由来は分かっていません。芸能から見ると、舞浮立の演目のひとつ「綾竹」が独立したものではないかということです。踊り手は、女性20名ほど。30cmほどの竹に紅白の布を巻き、竹の両端の内側に穴あき銭六枚ずつを穴に通してつけた綾竹を囃子に合わせて振ったり、ひっくり返したりしてリズミカルな音を立てながら踊ります。「中浮立」といったゆっくりとしたテンポの踊りから次第に速いテンポになり、激しく綾竹を振り回し、盛り上がって打ち止めとなります。
参考文献:嬉野市史民俗執筆者金子信二「祭礼と民俗芸能」
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