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まちの話題

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滋賀県豊郷町

■社会教育大会・地域カレッジ開催
去る2月11日(土・祝)に『「社会教育」を基盤とした人づくり、つながりづくり・地域づくりを目指して』をテーマに、第56回豊郷町社会教育大会が豊栄のさとにて開催されました。
教育委員会表彰においては、15年の長きにわたり町教育委員として教育行政の振興に尽力された久木憲治さんの功績に対し、教育長から感謝状が贈られました。
また、花づくりコンクール、作文「今私のがんばっていること」のそれぞれの表彰、優秀作文発表がありました。
さらに、第2部として「豊郷町地域カレッジ」が開催され、元NHKプロデューサーの小国士朗さんをお招きし「注文をまちがえる料理店のこれまでとこれから」と題し、ご講演をいただきました。小国さんがNHK時代に取材して感じた社会の課題。それを解決できないということに限界を感じ、NHKを退局された小国さんは、プロデューサー時代に知り合った仲間とともに「注文と配膳をするホールスタッフがみんな認知症のレストラン」を企画します。その時のお話を、硬軟交えて熱心に話されていました。認知症のスタッフとお客さん、それに企画を立案した仲間がそれぞれ意義のあるひと時を過ごすことができる空間づくり。特に印象に残った点は「認知症である前に、人なんだよな。」「あたりまえのことを、大切なあたりまえを言い続けたい。」という言葉。それが、みんなの人格や尊厳を大切にする社会をつくっていくために必要なキーワードであるように感じました。
3年ぶりの対面開催ということもあり、会場の皆さんは表彰や公演に熱心に見入っていました。
※詳細は本紙参照

■戦争遺留品返還式
1月30日(月)、滋賀県公館ゲストルームにおいて、滋賀県に2点の戦争遺留品が返還されました。うち1点は、戦没された清水一郎氏(吉田)が出征される際に無事を願って寄せ書きされた日章旗で、終戦から77年の時を経て、三日月知事より豊郷町遺族会久木淳之会長に手渡されました。甥にあたる清水一雄さん(吉田)が、1月24日に亡くなられたため、ご遺族へは同日、久木会長からご自宅へ届けられました。
この遺留品返還事業は、NPO「OBON(おぼん)ソサエティ」の活動で、滋賀県では平成27年からはじまり今回で18例目です。
遺留品返還立会人として同席した伊藤町長は、自身が戦争遺族であることを話され、OBONソサエティの活動への感謝と返還された日章旗を通じて、町民の皆さんへ平和の尊さや反戦の思いをつないでいきたいと述べました。

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