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小城市立歴史資料館・中林梧竹記念館だより

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佐賀県小城市

■第31回 書聖中林梧竹翁顕彰席書大会が開催されました
近代書道の祖といわれている書聖中林梧竹翁の逸話の中に、5歳の時、小城藩主を祭る岡山神社境内での席書会に出場し、すばらしい作品を書き「神童出現」と騒がれ、褒美として藩主より米百俵を贈られたという話があり、このことを記念して書聖中林梧竹翁顕彰席書大会が開催されています。
今年は8月6日に開催し、参加者360人が筆を走らせ素晴らしい書を書き上げました。

■空(くう)・創(そう)・感(かん)ー現代を描く郷土の表現者たちーワークショップを開催しました
歴史資料館の企画展示室および創造のガラス壁ギャラリーでは、小城市にゆかりがあり、アート活動されている人々の作品を紹介する「空・創・感」を毎年開催しています。
そのなかで夏休み特別企画として、子どもが楽しめる参加型ワークショップを開催しました。

■おぎの歴史探検隊
○徳川家康(とくがわいえやす)に仕えた小城出身の高僧 閑室元佶(かんしつげんきつ)〈その3〉鍋島家の存続に貢献
関ヶ原の合戦では、肥前の鍋島勝茂(なべしまかつしげ)は西軍の石田三成(いしだみつなり)方に属していました。しかし、西軍が敗れたため、鍋島家は取り潰しの危機になりましたが、元佶が家康を説得し、罪が許されました。鍋島家の存続には元佶が深くかかわっていたのです。鍋島直茂(なおしげ)・勝茂父子はそのお礼に小城三里に臨済宗寺院医王山三岳寺(いおうざんざんがくじ)を建立し、元佶を開山としました。元佶は慶長17(1612)年に駿府(すんぷ)(静岡県静岡市)で亡くなりました。今も三岳寺には元佶の肖像画、木像や元佶が使った占いの道具などゆかりの品々が伝えられています。関ヶ原合戦など家康の側近として重きをなした元佶、もしかしたら大河ドラマに出演するかもしれませんよ。(終)
小城郷土史研究会/著

歴史資料館で開催中の「閑室元佶ー家康に仕えた小城の僧侶ー」展
11月26日(日)まで

開館時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日・祝日

問合せ・申込み:歴史資料館 文化課(桜城館2階)〔担当:下川・永田〕
【電話】71・1132
小城市ホームページから「梧竹・歴史資料館・文化財」検索

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