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小城市立歴史資料館・中林梧竹記念館だより

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佐賀県小城市

■小城市立歴史資料館・中林梧竹記念館新収蔵品展を開催します
期間:6月10日(土)~7月16日(日)
場所:歴史資料館 企画展示室
入場料:無料
本展示会では、昨年度、寄贈などにより収集した古文書や中林梧竹書、発掘調査で出土した遺物などを紹介しています。資料をご提供いただきました皆さまに厚くお礼申し上げます。

■本野克彦(もとのかつひこ)コレクション展 第2期を開催します
「本野克彦コレクション展~梧竹・小城へのまなざし~第2期展」を第1期展に引き続き開催します。
第1期展で展示しきれなかった寄贈作品を展示します。
期間:6月3日(土)~9月3日(日)
場所:中林梧竹記念館 常設展示室
観覧料:200円(学生以下無料)

■おぎの歴史探検隊
○民衆のために尽くした人々
小城市南部では、水害や水不足に多くの人が苦しんできました。民衆のために水害や水不足を解消した人々を紹介します。江戸時代前期(1670年頃)、小城藩領の芦刈地域は、慢性的に農業用水不足でした。小城藩士の安住道古(あんじゅうどうこ)は夜間に嘉瀬川にもぐり、水流を調べ、芦刈への水路を造りました。芦刈町では昭和まで感謝のため「道古さん祭り」が行われていました。
元禄年間(1700年頃)、芦刈町には権右衛門(ごんうえもん)という巡礼者がいました。彼は長崎県小長井町大久保集落の村娘の婿となってそこに住むようになりました。その地では水がなく土地は荒れ、人々は貧しく生活していました。そこで権右衛門夫婦は山の斜面に水を得るため水路を掘りはじめました。人々はおろかだと笑いましたが、3年たち完成が間近になるや人々も手伝うようになり、ついに完成しました。彼は井手掘り権右衛門と呼ばれ、石碑の側面に「芦刈産」の神様として祠に祀られています。
牛津町には、牛津江川に円長寺井樋(いひ)があります。寛政年間(1800年頃)、勝集落は満潮のたびに潮水が氾濫し、人々は苦しんでいました。そこで近くの臨済宗円長寺の木隠(もくいん)和尚が、人々を救うために井樋をつくろうとしました。失敗を重ね人々に嘲笑されながらも工夫を重ね、ついに井樋は完成し、勝集落でも稲作ができるようになりました。
小城郷土史研究会/著

開館時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日・祝日

問合せ・申込み:歴史資料館 文化課(桜城館2階)〔担当:下川・永田〕
【電話】71・1132
小城市ホームページから「梧竹・歴史資料館・文化財」検索

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