文字サイズ
自治体の皆さまへ

心のひろば

19/42

佐賀県小城市

■「合理的配慮」ってなに?
社会教育指導員 八頭司美和(やとうじみわ)

「合理的配慮」という言葉をご存じでしょうか。少しずつ関心は高まってきているようですが、まだまだこの言葉に馴染みがなく、イメージが湧かないという人も多いのではないでしょうか。
合理的配慮とは、障がいがある人が地域社会で活動する上で、直面する困難や障壁をできる限り取り除いていこうとすることです。
例えば、誰にでも得意なことや苦手なことがある中で、地域の人々と同じ方法や同じペースでは対応や理解が難しい場合もあります。そのようなときは、周りの環境を整え、その人に合った適切なサポートをすることで、これまでできなかったことができるようになったり、社会活動に参加できるようになったりします。
すなわち、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりが過ごしやすい社会を実現するためにとても大切なことなのです。
学校生活や働いていく上で、特定の個性や心身の症状を持っている人にとって、生きづらい状況がまだまだ残っているのが現状です。そうした困難がある人と周りの人たちが対話を重ね、人々のつながりや場面に応じた合理的配慮について考え、取り組んでいった先に誰もが過ごしやすい社会があるのではないでしょうか。
日常生活の中で身近な人への「合理的配慮」について考えてみませんか。

問合せ:人権・同和対策室(西館1階)〔担当:森永・本村〕
【電話】37・6136

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU