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自治体の皆さまへ

防災対策課からのお知らせ 2

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佐賀県小城市

■今年も出水期を迎えます
○皆さんの協力で浸水被害の軽減に取り組んでいます
田んぼダムは、上流域の農業者の人々のご協力により、下流域の浸水軽減に取り組むものです。下流域の農業者の人々もクリークの事前放流に取り組まれており、地域全体の取り組みが浸水軽減につながっています。

・上流域の取り組み
田んぼダム
※「田んぼダム」とは、田んぼの排水口に切り欠きの入った堰板(せきいた)を設置し、大雨時に田んぼからの水の流出を抑制するもので、一時的に雨水を貯め、排水路などの急激な水位上昇を防ぎます。

・下流域の取り組み
クリークの事前放流
※「クリークの事前放流」とは、大雨の前にゲートなどを操作してクリークの水位を下げ、大雨時の貯留容量を確保する取り組みです。

■大雨に備えて
○防災ネットあんあんアプリ誕生!
河川や県道などの状況、浸水状況などが確認できます。

問合せ:佐賀県 危機管理防災課
【電話】25・7362

○大雨災害から大切な命を守ろう!
佐賀地方気象台では、大雨の災害リスクの高まりを伝える『キキクル』(警報の危険度分布)のアニメーション動画を特設ページで公開しています。ぜひご覧ください!
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。

■堤防決壊などによる甚大な被害を回避するために! ポンプの運転調整を行います
○ポンプの運転調整とは?
堤防の決壊(けっかい)や越水(えっすい)による六角川・牛津川の河川の氾濫による災害を防止するため、排水ポンプの運転を停止することです。

・洪水時にポンプの運転調整を行わなかった場合…河川の水位が高くなり、決壊や越水による危険度が高くなります。
・洪水時にポンプの運転調整を行った場合…河川の水位上昇を抑制するため、ポンプを一時的に停止し、内水排水を規制します。

洪水時は、雨が降ることにより河川の水位が上昇し、堤防が耐えられる最高の水位(H.W.L)を超えると、決壊・越水が生じ地域にとって壊滅的な被害を招く恐れがあります。
このような状況を回避するために、ポンプの運転調整を実施します。

・H.W.L(ハイウォーターレベル)とは…堤防が耐えられる最高の水位。
河川の水位がH.W.Lを超えると堤防が決壊したり、あふれたりする危険があります。

六角川・牛津川は、流域でポンプ排水量約360立方メートル/sの排水機場が整備されており、洪水時による河川水位への影響は無視できないものとなっています。このため、河川氾濫による甚大な洪水被害を回避するため、最終的な手段としてやむを得ず実施するものです。六角川流域ではこれまで平成21年7月、平成24年7月、平成30年7月、令和元年8月および令和3年8月に運転調整を実施してきました。

○ポンプ運転を停止する条件
条件(1) 各排水機場地点で六角川・牛津川の河川の水位(外水位(がいすいい))がH.W.Lを超えた場合
条件(2) 各排水機場の下流地点において、六角川・牛津川の河川の水位(外水位)がH.W.Lに達した場合
条件(3) 各排水機場の下流地点において、堤防の決壊、越水、漏水(ろうすい)など重大な災害が発生する恐れがある場合

○ポンプ運転を再開する条件
雨域(ういき)や潮位(ちょうい)の影響から、増水の恐れがないと思われるとき

地域によって条件が異なります 図をご確認ください!
※図は紙面またはPDF版をご覧ください。

問合せ:
・建設課(東館1階)〔担当:池田・塚元〕【電話】37・6120
・国土交通省 九州地方整備局 武雄河川事務所 管理課【電話】0954・23・5151

■緊急的に牛津川の治水対策を進めています
牛津川では令和元年8月に発生した洪水において、堤防からの越水や排水ポンプの運転調整が必要となり、大規模な浸水被害が発生しました。
そこで、現在、武雄河川事務所では令和元年8月洪水への対応として、緊急的に治水対策を進めています。
小城市を流れる牛津川では、次の3つの対策を予定しており、令和6年度完了を目標としています。
(1)河川内の掘削
(2)牛津川遊水地の整備(洪水の一部を一時的に貯留する施設)
(3)堤防の整備(川幅を広げる)
この治水対策を行うことで、令和元年8月洪水と同じ規模の洪水が発生した場合でも、堤防からの越水を防ぎ、安全に洪水を流下させ、排水ポンプの運転調整の回避を図ります。

問合せ:
・建設課(東館1階)〔担当:池田・永ノ間〕【電話】37・6120
・国土交通省 九州地方整備局 武雄河川事務所 流域治水課【電話】0954・23・5151

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