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■思いを込めた標語で安全意識を促す!
古瀬佑亮(こせゆうすけ)さん(三日月町)
危険物に対する意識の向上と啓発のために募集されている「危険物安全週間推進標語」。古瀬さんの「意志つなぐ連携プレーで事故防ぐ」が、1万通を超える応募から令和5年度の最優秀作(消防庁長官賞)に選ばれ、ポスターなどに掲載されて全国の消防署や事業所などに張り出されています。
実は現役の特別救助隊で、厳しい訓練を重ね日夜、人命救助に取り組んでいる古瀬さん。「いつも見ていたポスターですが、誰でも応募できると知り初めて挑戦しました。危険物の事故は個人が意識するだけではなく、知識の共有などで減らせるのではないかと思っていたので、これを機に少しでも意識が高まると嬉しいです」と笑顔を輝かせます。標語の「意志」にはカーリング競技で使うストーン(石)を重ね、普段からチームワークの重要性を感じているからこそ「連携プレー」という言葉がすっと出てきたそうです。6月には東京で開催された「危険物安全大会」で消防庁長官より賞状を手渡されました。
火事が増える季節を前に、「家庭や職場で、今もし災害が起こったらと話し合ってみてください。そう意識するだけでも心構えが変わってきます。また、避難時には、〝押さない・走らない・しゃべらない〟に加えて〝戻らない〟を徹底していただきたいです。普段から整理をして大切なものは、すぐに取り出せるようにしておくことをお勧めします」とアドバイスしてくださいました。危険物の取り扱いに注意をして、安全安心に日々を過ごしていきましょう。
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