有田町の国際交流員、テオマン・アラス・エロヌさんのコラムです。
今回は有田町とマイセン市との姉妹都市関係についてのお話です。
ヨーロッパ磁器の始まりはマイセン市で、フリードリヒ・ベトガーという人物が1710年に磁器の焼成に成功し、磁器生産を中心とした文化を花開かせました。有田町でも1600年代初頭から同様の発展をしてきたことから、その共通点をきっかけに、両都市は1979年2月9日に姉妹都市となりました。
今年で姉妹都市締結45周年を迎えたお祝いとして、2月22日にはマイセン市のラシュケ市長と松尾町長がオンライン会談を行っています。また、過去にはお互いの町のビッグイベントを訪問するなどして関係を深めてきました。加えて、それぞれの都市に設置されているアリタ・マイセン友好協会では、両都市間での青少年交流事業を行っており、中断されていた青少年交流の復活も計画されているそうです。
さらに、姉妹都市連携45周年記念として、マイセン市にある「アリタ小学校マイセン」という小学校が、有田小学校と姉妹学校になることを提案しています。文化交流プロジェクトを通じ、両校間の絆は、より深まっていくことでしょう。
余談ですが、今年の2月から私が出演する「テオちゃんのコーナー」という新番組が有田ケーブルテレビで放送されています。毎月、広報のレオさんや私が描いたコラムに関して、その内容を動画形式で紹介しています。3月は「ドイツのイースターの文化」についての放送です。ぜひ見てください!
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