世界保健機関(WHO)は、世界的なウイルス性肝炎のまん延防止や、患者・感染者に対する差別・偏見の解消、感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を世界肝炎デーと定めています。
■ウイルス性肝炎ってどんな病気?
肝臓の細胞が破壊され、肝臓に炎症が起きる病気です。日本では、ウイルス性肝炎が大半を占め、特にB型・C型肝炎ウイルスは感染者数が250万人以上にのぼる国内最大の感染症といわれています。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、熱や痛みなどの症状はほとんどなく、気付かないうちに肝硬変や肝がんに進行することがあります。
■肝炎ウイルス検診を実施します~一生に一度は検診を受けましょう~
早期発見・早期治療のためには検診を受けることが大切です。また、肝炎に感染していても、早期治療で重症化を防ぐことができます。
検診の対象者は40・45・50・55・60・65・70歳に到達する方で、今までに肝炎ウイルス検診を受けたことがない方です。対象者には通知を出しますのでぜひ受診してください。
検診日:11月9日(土)
会場:有田町福祉保健センター
検診内容:B型、C型肝炎ウイルスの血液検査
■肝炎ウイルス検査Q and A
Q.検査はどのような人が受けた方がいい?
A.肝炎ウイルスの感染経路は多様であり、本人の自覚なしに感染している可能性があります。そのため、過去に検査を1度も受けていない方や、母子感染予防策が実施されていなかった昭和60年以前に生まれた方は、少なくとも一度受けてください。
Q.感染していることが分かったらどうすればいい?
A.すぐに肝臓専門医がいる医療機関を受診してください。早期発見の場合には飲み薬だけで治療できるようになっています。
■11月9日に都合がつかない場合には…
県内の指定医療機関にて無料で受けることができます。町の指定医療機関は下記の通りです。
・伊万里有田共立病院【電話】46・2121
・蒲地医院【電話】42・5151
・石井内科【電話】46・2077
・田口医院【電話】46・4603
・松尾内科【電話】42・3873
・馬渡クリニック【電話】41・0007
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