皆さんに役立つ情報を紹介する保健師のコーナーです
■第10回年末・年始の生活からリセット
お正月前後は、1年の中で一番、暴飲暴食してしまいがちな時期です。
年明けの1月7日には七草粥を食べる風習があります。七草粥はもともと「無病息災」と「健康長寿」を願って食べられていましたが、現在では野菜の摂取が不足しがちなお正月などで疲れた胃腸をいたわる意味で食べられており、乱れた食生活を元に戻すいい時期なのです。このタイミングを逃すと、脳がアルコールや甘い物、脂っこい物などを欲して、いつのまにか体重が増えている、となりかねません。
▽乱れた食生活が、脳をおかしくする!?
甘い物、脂っこい物の摂取が習慣になると、脳が変調を起こし、食事を摂っても満足感を感じられなくなります。その結果、「もっと食べたい」という食欲が抑えられなくなり体重が増加するという、悪循環のループに入ってしまいます。
▽食物繊維で、脳の変調をストップ!!
脳の変調は、大腸の善玉菌が食物繊維をエサにして作る「短鎖脂肪酸」により整えられます。その結果、食欲が抑えられます。「短鎖脂肪酸」を多く含む野菜には、ホウレン草やブロッコリー、春菊、水菜などがあります。いつものメニューにひと種類プラスしてみましょう。
▽野菜を摂れているかは、ベジメータで定期的にチェック!!
野菜の摂取が不足していないか、淡色野菜だけに偏っていないか、ベジメータ測定会で確認してみましょう。(本紙20P暮らしのカレンダー参照)
詳しくは健康福祉課
【電話】43・5065
<この記事についてアンケートにご協力ください。>