皆さんに役立つ情報を紹介する保健師のコーナーです
■第11回寒い日だって元気に外遊び~子どもの成長の秘密ここにあり~
1年のなかでも、寒さや冷え込みの厳しい季節がやってきました。寒さのために外出やちょっとした行動もおっくうになる時期ですが、外遊びは子どもたちの成長に欠かせないものです。外で元気に走り回ったり、体を動かすことがさまざまな成長につながっています。
▽外遊びをすると…
遊ぶ中でのさまざまな体の動きで筋肉がバランスよく鍛えられます。思いきり遊ぶことで体力もつき、夜はしっかり眠ることにつながるので、生活リズムも整いやすくなります。また、外遊びがもたらすものの一つにビタミンDがあります。日光を浴びることで体内で生成されるビタミンDは、骨の成長に欠かせないものです。他にも、ビタミンDは免疫機能を調整する働きがあり、風邪やインフルエンザなどの感染症に抵抗する力をつけることも知られています。
▽脳の発達を促します
外遊びは集中力や思考力などにつながる脳の前頭葉の活性化を促します。さらに、風の冷たさ、白い息、雪や霜の感触など季節を感じる状況や、砂場や遊具を使った遊びは五感を刺激し、子どもの想像力や発想力を豊かにします。
▽外遊びの際のポイント
寒い日の外遊びに防寒対策は必要ですが、子どもはすぐに汗をかくため、着せすぎも注意が必要です。そのため、脱ぎ着しやすいアウターで調整するのがおすすめです。子どもの運動の目安は1日あたり1時間です。風の強い日などは体感温度も変わってきますので、外遊びが難しい時もあります。状況に合わせて外遊びを楽しんでくださいね。
詳しくは健康福祉課
【電話】43・5065
<この記事についてアンケートにご協力ください。>