脊振診療所では、令和5年10月に自動CRP測定装置 LT-135を購入して、機器の入れ替えを行いました。この装置は、血液内のC反応性蛋白(CRP-C Reactive Protein)濃度を測定するものです。
血中CRP濃度は細菌やウイルスに感染すると急激に上昇し高い値を示すため、急性炎症のマーカーとして利用できます。また、肥満や生活習慣などの影響により生じる慢性微小炎症を捉えるマーカーとしても利用できます。
◆LT-135の主な特徴
(1)検体量が少量
検体吸引量は、全血、血しょう、または血清8μLで、採血が困難な小児などの場合にも患者への負担を少なく測定できます。
(2)迅速な測定
約4分で測定結果が得られ、迅速な診断が可能です。
(3)自動ノズル洗浄機能
サンプリングノズルに付着した血液を自動で洗浄し、感染や汚染のリスクを軽減する安全構造設計になっています。
(4)アラーム機能
各種センサーが装置本体の状況を常にチェックし、異常があればエラーを表示するため、トラブルを未然に防ぐことができます。
問い合わせ:脊振診療所事務局
【電話】59-2111
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