市長コラム

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◆敬老の日に思う
私が自己研鑽のために毎月購読している書籍に「月刊ガバナンス」があります。2024年9月号の見出しには「多死社会」という少しドキッとするような言葉がありました。どういうことかと思い読み進めてみると「人が死に至れば、身体、財産、果たしていた役割など、人生を構成するものを適切に『しまう』ことが必要になるが、それを引き受ける親族がいない場合が増えている」と書かれていました。
また、ある研究機関の調査では「死」に向けて備えておきたいと考えている人が9割を超えるにもかかわらず、具体的に備えができている人は1割前後であり、このギャップを埋めることも自治体の1つの役割であるということが記載されていました。
近年、身寄りのない高齢者が増えているため、地域における包括的な支援体制の構築が重要であると言われています。医師や看護師、介護士等の専門職だけでなく、地域に暮らす私たちが、自分にできることを通して高齢者に関わることが大切であるように思います。
話は変わりますが、9月16日は「敬老の日」ということで、市内の高齢者のうち100歳以上の方々のお宅や、地区の敬老会等に伺いました。皆さん、年齢を感じさせないくらいお元気で、お祝いに駆け付けた私が逆に皆さんから元気をいただきました。いただいた元気パワーで、市政をしっかりと前へ進めていきたいと思います。
先日、市議さんから、朝日地区において地域の方々が主体となって交流の促進を図る「公民館DE生ビール」というビアパーティーが開催されると聞きました。高齢化、人口減少等により、地域活動が少しずつ低迷していく中、地域の方々の交流を深められることは、とても素晴らしいことだと感服しました。私も参加したいと思います。