◆地域の人々の安全で快適な暮らしのために!城原川の過去の水害と城原川ダム建設事業内容
市内を流れる城原川は、普段は少ない流量(水量)でゆるやかに流れていますが、川の勾配が急勾配であることから、強い降雨により、たちまち川の水位は高くなります。昨年7月10日の大雨では、城原川の日出来橋の観測所地点の水位が、これまでの最高水位を約60cmも上回る観測史上最高の5.54mを記録しています。出水期間中(6月~9月末)は大雨で川が危険な状態となることがあるため、十分注意して過ごされますようお願いします。
地域の皆さんの一日も早い安全で快適な暮らしに向けて、川の掘削や堤防の強化などの河道整備や城原川ダムの整備など、城原川流域の治水対策を進めていきます。
◆城原川の過去の水害
・城原川堤防決壊(S28.6)
・野越し(※)からの越水状況(H21.7)
・野越しからの越水状況(R5.7)
・日出来橋水位観測所(平常時と洪水時)
※野越し…江戸時代に成富兵庫茂安によって築造され、堤防の一部を低くすることで洪水の水を川の外に溢れさせる施設です。
※詳細は本紙をご覧ください。
「城原川は、ひとたび氾濫すると大きな被害が発生する可能性があるニャン!」
◆城原川ダム建設について
◇城原川ダムの目的と城原川の治水対策
城原川ダムは、城原川沿いの洪水被害を防ぐことを目的とした洪水調節専用ダム(流水型ダム)として、計画しています。
城原川の治水対策については、基準地点である日出来橋において、昭和28年6月洪水等と同程度の洪水に対して、ダム建設と河川改修により安全に流すことを目指しています。
◇城原川ダム諸元
形式:重力式コンクリートダム
堤高:約60m
堤頂長:約330m
集水面積:約42.5平方キロメートル
◇城原川ダムの経緯
S54.4:実施計画調査に着手
H18.7:城原川ダムを位置づけた「筑後川水系河川整備計画」を策定
H28.7:ダム検証の結果「事業継続」を決定
H30.4:建設事業着手
R2.9:用地調査開始
R3.11:ダム上流の付替県道計画範囲を提示
R4.3:ダム事業影響範囲を提示(湛水線、原石山、土捨場、上流付替道路)
R5.11:ダム事業影響範囲を提示(下流付替道路(5月)、ダムサイト(11月))
R6.1:損失補償基準協定書調印
「今後も「城原川ダム事業関連の情報」を随時掲載するワン!!」
問い合わせ:
ダム対策課 ダム対策係【電話】37-0103
国土交通省 佐賀河川事務所 流域治水課【電話】41-8801
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