今回は佐賀河川事務所が管理する佐賀導水路事業について、おもに内水対策についてお知らせします。
◆事業の概要
佐賀導水路は、筑後川、城原川および嘉瀬川を導水路(管路、開水路)でつなぐ※流況調整河川(総延長:約
23km)です。事業の目的の1つ「治水対策」では「巨勢川調整池」により佐賀市街部の洪水被害の軽減を図るとともに、各8カ所の「排水ポンプ場」により内水被害の軽減も図ります。もう1つの目的の「利水」では水不足の解消などを目的とし、川を流れる水の量の改善と県西部地区への水道用水の供給をおこなっています。
※流況調整河川とは、流れが違う2つ以上の河川を水路で結び、必要に応じて水を移動させ流れを改善するもの。
◆佐賀導水路事業 概要図
※詳細は本紙をご覧ください。
◆ポンプ場の整備[内水対策]
佐賀平野は、急峻な山地と、干潟等で形成された広大な平野が特徴です。日本一の干満差を持つ有明海に面し、満潮時には海水面より土地が低くなるなど、内水被害が生じやすい地形となっています。
また、佐賀平野を流れる中小河川は一度に大量の水を流せないため、大雨の時などには増えた水を排水ポンプで城原川や筑後川、嘉瀬川などの大きな川へ流すことで水量を減らし、内水被害の軽減を図っています。
・三本松川ポンプ場
(平成元年度完成)
計画吐出量(治水)
5m³/s[2.5m³/s(2台)]
・馬場川ポンプ場
(平成2年度完成)
計画吐出量(治水)
5m³/s[2.5m³/s(2台)]
・中地江川ポンプ場
(平成14年度に県より移管)
計画揚水量(利水)
2.15m³/s
「佐賀平野の河川は、ひとたび氾濫すると大きな被害が発生する可能性があるニャン!」
「ポンプ場施設内は危ないので、無断侵入してスケボーなどを行うことはやめて欲しいニャン」
「今後も「佐賀導水路事業の情報」を随時掲載するワン」
問い合わせ:
ダム対策課 ダム対策係【電話】37-0103
国土交通省 佐賀河川事務所 管理課【電話】41-8801
<この記事についてアンケートにご協力ください。>