■不安をあおり契約させるリフォーム工事の点検商法
▽相談事例
「近くで屋根工事をしていたら、お宅の瓦が傷んでいるように見えたので、点検しましょうか」と業者が訪問してきた。点検後、瓦の写真を見せられ「このままでは雨漏りするかもしれない。すぐに工事をした方がいい。今日、契約すると安くする」と言われ、約180万円の契約をした。家族に相談すると反対されたので、やめたいと連絡すると「もうキャンセルできない」と言われた。(80歳代・女性)
リフォーム工事などの勧誘が目的と告げずに点検を持ち掛け、不安をあおって契約をせかす『点検商法』のトラブルが後を絶ちません。点検を依頼した場合でも、結果をうのみにせず、自宅を建築したハウスメーカーや別の専門家に確認して、複数の見積もりを取るなど決してその場で契約しないようにしましょう。法定の契約書面を受け取ってから8日以内であるなどの場合はクーリング・オフが可能です。クーリング・オフ期間が過ぎていても、勧誘方法などに問題があれば、解約可能な場合があります。
▽困ったときは、市消費生活センター(【電話】0942-85-3800、月~金曜日※祝日除く、9時~16時)へ
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