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地域に合ったまちづくり 私たちが好きなまち ~まちづくり推進協議会(まち協)の取り組み~

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佐賀県鳥栖市

各地区のまちづくり推進協議会(まち協)は、安全・安心や地域交流、健康福祉などの部会を設置し、さまざまな分野で活動を行っています。自分たちの住む地域を、より良いまちにするために、地区の皆さんで話し合いを重ね、地区の特色や資源を生かした魅力的な行事や取り組みが行われています。
今回は、それぞれの地区の活動の一部を紹介します。

■鳥栖地区 会長 龍頭洋(鳥栖地区区長会長)
12月3日(日)に、4年ぶりの『とすまちもちまつり』を開催しました。晴天の中、多くの方々にお越しいただき、体験コーナーの餅つきと餅切りでは親子での参加が多く見られました。食事処は満席となり、きなこ餅や雑煮など5種類の餅を食した後、大人、こども別々の餅まきで大盛況でした。また、消防団第1分団からポンプ車2台の展示もあり、防火服を着たこどもたちは得意顔で写真に納まっていました。どの世代の人にも楽しんでいただけたイベントになりました。

■鳥栖北地区 会長 鈴木正美(鳥栖北地区区長会長)
『戦時中の生活と鳥栖空襲』をテーマにした講演と、鳥栖中学校生徒が地域の人と意見交換をする平和学習会を企画しました。台風接近により残念ながら開催できませんでしたが、講師をお願いした元教師の牛島啓爾(けいじ)さんの絵手紙をはじめ、戦時中の遺品や鳥栖空襲に関する書籍を8月1日(火)から31日(木)まで、鳥栖北まちづくり推進センターに展示しました。同時に、修学旅行で長崎を訪れる鳥栖北小学校6年生の教室前の廊下でも絵手紙を展示し、平和学習に活用していただきました。

■田代地区 会長 国松敏昭(田代地区区長会長)
田代地区文化祭は、作品展示と演芸部門の発表を隔年で開催しており、今年は11月26日(日)に演芸部門の発表を行いました。老若男女174人に出演いただき、9時から13時過ぎまで賑やかな文化祭となりました。田代中学校吹奏楽部の演奏で始まり、田代保育園の園児、田代小学校児童と先生の発表、サークル活動の皆さんの発表、弘堂国際学園の留学生によるダンス、そして、田代大官町いきいきサロンゆりの会が楽しい合唱で最後を飾りました。文化祭終了後、お米10kgなどを賞品とするじゃんけん大会を催し、大盛況でした。

■弥生が丘地区 会長 松田隆(弥生が丘地区区長会長)
弥生が丘地区は、11月12日(日)に“つながる”をテーマに『やよいの日・文化祭』を開催しました。当日は、特別企画『高橋義希氏講演会』や防犯コーナー、豚汁の無料配布も実施しました。特に、今年はこども実行委員の小学生と中学生に、事前準備から当日の運営全般までを手伝ってもらいました。おかげでこどもたちと地区委員の方々の世代間交流も深まり、次世代の弥生が丘地区の将来像が垣間見えた特別な1日になりました。

■若葉地区 会長 岡本茂之(若葉地区区長会長)
11月11日(土)・12日(日)に開催された河内町の大山祇(おおやまづみ)神社紅葉ライトアップにて、若葉地区まちづくり推進協議会は紙灯籠を作成して神社の境内や参道に飾りました。紙灯籠は、絵や書を田代中学校美術部の生徒や若葉まちづくり推進センターを利用しているサークルの皆さんに描いてもらい、それを田代中学校美術部の皆さんと若葉地区まちづくり推進協議会の委員で貼り付けて作成しました。今後も、地域の方々と協力しながら若葉地区を盛り上げたいと思います。

■基里地区 会長 久保山八郎(基里地区区長会長)
12月10日(日)、コロナ禍の影響により『基里地区もちつき大会』を4年ぶりに開催しました。基里地区の各団体の協力を受け、電動餅つき機を用いて100キロのもち米をつきあげました。こどもたちは杵つき体験や餅まるめ体験を楽しみ、参加者411人は雑煮、きなこでつきたてのお餅を食べました。久しぶりの餅つき大会で、地区住民の交流、世代間の交流もでき、参加された皆さんに楽しんでいただけました。今後も、継続して取り組んで行きます。

■麓地区 会長 中原秀滿(麓地区区長会長)
麓地区は、11月12日(日)に、地域の史跡をゆっくり歩きながら巡る『ふもと♥もっとウォークラリー』を開催しました。今回は、麓地区西部(平田町・立石町)を巡り、コース途中の神社や祠(ほこら)などの史跡のことを、地域の方から説明していただきました。普段何げなく歩いている場所にも、ふもとの歴史を物語る史跡がいくつもあり、運動しながら地域の歴史を学ぶことができました。田園風景など身近にある景色にも改めて目を向けることができたため、私たちのふるさと・ふもとの良さを再認識できる一日となりました。

■旭地区 会長 酒井晴夫(旭地区区長会長)
マナーの向上や啓発を図るため、11月25日(土)に『旭クリーンアップ作戦』を実施しました。開催は今回で12回目を迎え、旭地区まち協の恒例行事として、まちをあげて地域の美化に努めています。参加者は208人で、小さなお子さまから高齢の方まで大勢の皆さんにご協力いただきました。実施当日は『野菜の朝市』や旭地区社協主催の『歳末ふれあい会・たすけあい募金』も実施し、住民同士の三世代交流が行われました。旭地区の皆さんが自分たちのまちをきれいにするために進んで参加する、旭地区まち協にとって欠かせない行事となっています。

まち協では例年、地区内の皆さんが日頃から取り組んでいる創作活動や文化活動の披露の場として、各地区で文化祭を開催しています。
令和2年度以降、新型コロナウイルスの影響を鑑みて、作品展示のみの開催とするなど、文化祭の規模を縮小して実施していましたが、コロナ禍が収束した今年度は、どの地区も感染対策に配慮しながら例年に近い活動が行われ、地域の活性化に貢献しています。
各地区まち協の取り組みは、新たな発見や興味の幅を広げる良い機会です。どの地区も工夫を凝らした楽しい活動を行っていますので、まずは身近な地域の活動に、足を運んでみませんか。

問い合わせ:市民協働推進課
【電話】0942-85-3576
記事ID 0014653

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