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ひろげよう人権の輪

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佐賀県鹿島市

■北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
法務省の人権擁護機関では、『人権啓発活動』強調事項として掲げる17の項目を中心に、人権への正しい理解を呼びかけています。そのひとつに北朝鮮当局による人権侵害問題があります。1970年代から80年代にかけて、北朝鮮が、多くの日本人をその意思に反して北朝鮮に連れ去りました(拉致問題)。
北朝鮮は、長年にわたり日本人拉致を否定していましたが、2002年9月、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長(当時)は、小泉総理(当時)との会談において、初めて日本人拉致を認め、謝罪しました。しかし、拉致された日本人のうち、日本に帰国できたのは5人にとどまっています。5人以外の拉致被害者についても、政府は、その速やかな帰国を、北朝鮮に対して強く要求しています。
拉致被害者、横田めぐみさんの写真や思い出の品などを集めた写真展が8月に東京で開かれました。87歳の母・早紀江さんは、娘との再会までもう時間がないとの切迫感から「あと2年だけ生かしてください」と語られています。
拉致被害者のご家族は、1997年に『北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)』を結成し、被害者の救出を求める運動を続けています。これまで1,700万筆(2023年7月現在)を超える拉致問題の解決を求める署名が政府に提出されました。
このように、拉致は決して許さない、そして一日も早く全ての拉致被害者を取り戻すという強い決意を表明することが、この問題の解決に大きな力となります。私たち一人ひとりが、この問題についての関心と認識を深めていくことが大切ではないでしょうか。

◆人権標語の紹介(受賞者紹介)
令和4年度小中学校『人権標語』入賞作品を紹介します。
※詳細は本紙をご確認ください

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