■レポート『かしま再発見展』6地区を終えて
床の間コーナーでは、平成27年度から鹿島市民図書館学芸部、地区公民館と連携し、『かしま再発見展』を実施してきました。これは鹿島市の6地区の歴史や文化、人物などを地区ごとに紹介するという取り組みです。
地域住民の皆さまに調査や史料の提供などご協力いただきました。そして、政治や教育、農業など、さまざまな分野で地域の発展に貢献した人物に関する資料や、地域で守り伝えられてきた文書など貴重な史料を展示することができました。その中には新たに見つかったものや市外へ流出してしまって鹿島に初めて里帰りしたものもあります。
関連して、展示内容を解説するギャラリートークや、寺社・史跡などをまとめた『探訪マップ』作成、対象地区のスポットを巡るエイブル講座『鹿島ふるさと探訪』、地区公民館での関連展示などを行いました。
展示を見た方からは「水、女性、自治と誰もが持てる視点から鹿島の歴史を見る切り口を示してもらい、大変参考になった。」「現存する史料を目にする機会を与えてもらい、感謝している。」という感想をいただきました。
先祖が努力し、築き上げてきた暮らしそのものが、すばらしい文化であることを再認識し、これからの地域社会について考える糸口になったとしたら、ありがたいです。
※過去の展示やギャラリートークの内容は、エイブルのホームページでご覧いただけます。
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