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旬トピ!~Timely Topics in HYOGO~(2)

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兵庫県

◆5[播磨]「播磨臨海地域道路(第二神明~広畑)」の説明会を開催します
国道2号バイパスおよび国道250号の慢性的な交通渋滞の解消等を図るために検討が進められている「播磨臨海地域道路」は、神戸市から播磨臨海地域を経て太子町へ至る延長約50kmの高規格道路です。同道路が整備されると、「製造業の活性化・投資促進」「観光周遊の促進」「交通事故の削減」「災害に強いまちづくり」につながると期待されています。このたび、「第二神明道路~姫路市広畑」について、都市計画に関する住民説明会を開催します。(県都市計画課)

◇住民説明会
ルートやインターチェンジの位置、本線の構造を説明するとともに、質問や意見を頂く時間を設けます。沿線地域の意見を丁寧に聞きながら、都市計画案の作成を進めていきます。
開催期間:11月11日(土)~12月22日(金)に32回開催
開催市町:神戸市、明石市、稲美町、加古川市、高砂市、姫路市
※説明会の開催日時や会場、参加方法等は県ホームページで確認してください

◇播磨臨海地域道路の全体計画
本紙図をご覧ください。

◇都市計画決定・事業着手までの流れ

問合せ:県都市計画課
【電話】078-362-4307【FAX】078-362-4453
「播磨臨海地域道路 説明会」検索

◆6[県全域]性別に関係なく誰もが活躍できる社会へ
県立男女共同参画センターでは、全ての人が能力を発揮できる社会を実現するため、さまざまな取り組みを行っています。女性が活躍できる社会について、本紙読者編集員の萩原真さんと所長の星野美佳さんが意見を交わしました。(取材・文 本紙編集部)

◇「ゆる家事」や「とも家事」の精神を大切に
萩原さん:障害のある子の子育てと仕事の両立が難しく、悩んだ末、退職しました。希望通りの働き方ができない世の中に疑問を持っています。そもそも兵庫県の女性の有業率が低いのはなぜでしょう。
星野さん:明確な分析はありませんが、一定数が出産などを機に離職しています。制約があっても希望する働き方を続けられる社会にしなくてはいけません。
萩原さん:日本は他国に比べ男性の労働時間が長く、共働きが増えても女性が家事・育児の多くを担っていると聞きます。
星野さん:長時間労働などの労働慣行や男性の意識を変えることが必要な一方、完璧を目指さず家事の総量を減らす「ゆる家事」や家族みんなで分担する「とも家事」の考え方を取り入れることも一案です。

◇アンコンシャス・バイアスの解消が必須
萩原さん:県内市町の女性議員の割合を見ると、地域差が気になります。
星野さん:無意識の偏ったものの見方「アンコンシャス・バイアス」により、男女の役割分担の固定観念が残っていることが一因かもしれません。
萩原さん:対策として何か取り組まれていますか。
星野さん:地域や組織の持続的発展にはアンコンシャス・バイアスの解消が必須であることを啓発するセミナーを開いています。企業には、女性の能力を活用しないのは組織としてマイナスだと説明し、「ミモザ企業※」などの事例を通して女性が活躍できる職場づくりの具体策を提案しています。その他、更年期関連のセミナーの開催や専門家による不妊治療相談など、健康面の支援もしています。
萩原さん:以前は女性も男性同様に働くことを、その後は「女性らしく」働くことを求められてきました。これからはその人らしく生きられることが求められると思います。
星野さん:「女性活躍推進」と聞くと女性だけのためだと思われがちですが、誰もが活躍できる社会をつくるためだということを広く知っていただきたいです。

・学生時代からジェンダーの問題に関心があったという元新聞記者の萩原さん。現在はライター業をしながら障害のある子の親の会を運営しています。
・「保育付きのセミナーも多いので、子どもを連れて気軽にセンターに来ていただけたら」と話す星野所長。
・書籍やDVDが並ぶ情報図書室では「とも家事」や「男性育休」などテーマ別に紹介するコーナーも。
・月1回保護者がゆっくり本を読めるよう「イーブン保育付ライブラリー」を実施しています。

※ミモザ企業とは
県と神戸市が共同で、女性活躍や多様な働き方に積極的に取り組む企業等を「ひょうご・こうべ女性活躍推進企業」(ミモザ企業)として認定する制度。
11月30日(木)まで第3回募集中!
「ミモザ企業」検索

問合せ:県立男女共同参画センター
【住所】神戸市中央区東川崎町1-1-3 神戸クリスタルタワー7階
【電話】078-360-8550【FAX】078-360-8558

◆7[摂津(神戸・阪神)]小児救急の最後の砦として最善の医療を提供します
―ひょうごのSDGs 県や県内の企業・団体が進めるサステナブルな活動を紹介―
県立尼崎総合医療センターの小児救命救急センター※は、阪神地域の小児救急医療の最後の砦として24時間365日対応で、年間6,000人以上の患者を受け入れています。今春、断らない医療活動が評価され、民間のSDGsの賞を頂きました。当医療センターは2015(平成27)年に全国で初めて小児用ドクターカーを導入。車内での病院前診療に始まり、病状に応じてPICU(小児集中治療室)や一般病棟へとつなぐシームレス(継ぎ目のない)な医療を提供しています。今後の課題の一つが、若手医師の育成です。また、阪神地域の中核病院として、例えば学校の先生向けに事故予防や心肺蘇生法の講習会を定期的に開催するなど、行政や地域との連携にも力を入れています。
(同医療センター小児救急集中治療科長 伊藤雄介さん)

・ドクターカーの運用は9時~21時。消防署や救急隊の出動要請に対応できるよう専門のスタッフが待機しています。
・「子どもさんが元気になり、家族と共に笑顔で退院される時が一番うれしい」と話す伊藤科長。

※小児救命救急センターとは
診療科を問わず全ての重篤な小児患者を24時間体制で受け入れることを要件に都道府県が指定。現在全国に18施設あり、県内では県立こども病院と尼崎総合医療センターが指定されています。

問合せ:県立尼崎総合医療センター
【電話】06-6480-7000(代)【FAX】06-6480-7001(代)
「AGMC 小児救急集中治療科」検索

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