兵庫五国の「現場」から

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施策の取り組み現場の視察や各種行事への出席のため、日々県内各地に足を運ぶ知事の動向をクローズアップします。
兵庫県知事　齋藤元彦

■若者・Z世代への支援を充実します
任期の残り2年のキーワードは「攻めの県政」です。県民の皆さまのご意見を伺いながら、喫緊の課題となっている少子化・人口減少対策を進めます。特に、これから結婚・子育てする若者・Z世代への支援の充実強化を図っていきます。

◆兵庫の目指す姿
子どもを産み育てやすい兵庫
学びやすい兵庫
働きやすい兵庫
住みやすい兵庫

◆若者・Z世代への具体的な支援施策
兵庫の目指す姿の実現に向けて、「若者・Z世代応援パッケージ」を取りまとめていきます。まずは、生徒主体の県立高校支援の充実と兵庫の若者が安心して将来設計を描けるよう県立大学の授業料等の無償化に着手します。

◇生徒ファースト予算(県立高校支援の充実)
・部活動等の支援に向けて、備品等の整備内容を生徒自らが決める生徒裁量予算枠(仮称)の新設
・〝熱中症から生徒の命を守るために少人数教育等で利用する選択教室や体育館の空調の整備
・蒸発冷却により気温上昇を抑制するSDGs型の人工芝グラウンドの整備

◇高等教育の負担軽減(Point)
・県立大学について、所得に関わらず県内在住者の入学金・授業料の無償化を検討
・兵庫型奨学金返済支援制度について、年齢要件の緩和や支援期間の延長を検討

■ひょうごフィールドパビリオン
大阪・関西万博や、さらにその先を見据えた地域が主役の取り組みです。

◇香川県知事らと能の世界を体験
代々の姫路藩主お抱えの能楽師「江崎欽次朗」さんらによる能のワークショップに参加。兵庫・香川連携会議への出席のため来県していた池田豊人香川県知事らと共に能の作法やすり足、小鼓演奏を体験しました。日本が誇る伝統文化を守る人たちの未来へつなぐ取り組みを兵庫から発信していきます。

◇高校生ガイドと平和について学習
加西市の鶉野飛行場跡で、巨大防空壕跡など周囲に残る戦争遺跡群を、地元の高校生やボランティアガイドの案内で巡りました。戦争を経験していない世代が、平和を学びその大切さを知ることの重要性を実感できます。

◇気動車の運転を初体験
北播磨地域の生活を支える「北条鉄道」で、操作講習を受け気動車の運転に挑戦。車両を実際に走らせる貴重な経験を通じて、地元企業や地域の皆さんに愛されるローカル線の魅力を肌で感じてください。